フローリングのタイプ

無垢フローリングと複合フローリング


無垢フローリングと複合フローリングの違い。
これは、お客様からよく聞かれる質問です。

無垢と複合には違いがありますが、選ぶときに最も重要なのは、みなさんの個人的な好みとニーズです。

無垢 vs 複合 : 構造

無垢と複合についてよくある誤解は、複合は「偽物」であり木材が使用されていないと思われていることです。どちらのタイプも木材が使用されています。違いはどのような構造になっているか?という点です。

無垢フローリング

無垢フローリングは丸太から切り出された板をそのまま使用したフローリングです。

複合フローリング

複合フローリングはいくつかの木材を木目が互い違いになるように接着してできています。
表面は非常に薄いベニヤ板か、サンディングできる厚めの板になっています。

ラミネートフローリング

複合フローリングは複数の層からなっているので、しばしばラミネートフローリングと呼ばれます。

しかし、本来のラミネートフロアは本物の木材ではありません。
本物の木に見えるように作られていて、厚いメラミン層でカバーされています。

しっかり確認して、本物の木材を使用したフローリングを購入してください!

無垢 vs 複合 : 特徴

構造が違うということは、違った特徴があるということです。その特徴を知り、どこに使用できるのかを知ると、選ぶ際に非常に役に立ちます。

無垢フローリング

無垢フローリングの方が、複合フローリングに比べて湿気や温度の変化に影響を受けやすくなっています。

寒く乾燥している時期は、木材が縮んでフローリングの間に隙間ができるかもしれません。
この小さな隙間は春や夏になると木材が膨張することで元に戻ります。

無垢フローリングはこの伸縮性のため、地下では使用できません。

室内の湿度を管理するとこの変化は最小限に抑えることができます。

最も一般的なタイプの無垢フローリングは厚みが2cm程度。
ほとんどの樹種で5~7回、密度の高い外来樹種ではもっと多くの回数サンディングをすることができます。

複合フローリング

複合フローリングはその構造により温度や湿度の変化にも強く、より安定性が高くなっています。

層ごとに木目の方向が違うので、伸縮してもほかの層の木材が反発します。
そのため複合フローリングは地下でも地上でも使用できます。

複合フローリングの表面層の厚みを4mm以上にすることで、1~2回のサンディングが可能となり、長期間使用できるようになります。

無垢 vs 複合 : コスト

無垢フローリングと複合フローリングを比べると、無垢フローリングの方が一般的には値段は高くなります。
しかしどちらも施工後の見栄えは素晴らしく、どんどん見分けがつかなくなってきています。

自ら投資したフローリングを守りましょう。

無垢であれ複合であれ、品質のよいフローリングを購入して、質の高い仕事をする評判の良いプロの施工業者に依頼しましょう。

無垢 vs 複合 : どちらを選ぶべきか?

無垢フローリングも複合フローリングもいろいろなスタイルとルックスがあり、ご予算にあったものをお選びいただけます。

もちろんコストも重要ですが、ご自宅でそれぞれのタイプのフローリングがどのように機能するかを考えてください。
最終的に決断する前に考慮すべき点を下にまとめました。

どこに使われるのか?

どこに使うのか?は選択肢を絞り込むために重要な要素になります。
無垢フローリングは地上にしか使用できません。
地下で使用する場合は、複合フローリングを選びましょう。

どのような施工タイプか?

床の下地が選択に影響を与えるかもしれません。
複合フローリングはより用途が広く、木やコンクリートの上にも施工できます。
無垢フローリングは、通常、木の下地床に固定します。

リノベーションの頻度は?

無垢フローリングは使い続ける間に何回もサンディングできます。
最新のスタイル、トレンド、色に合わせて、ルックスを変えることがでるのです。

複合フローリングではサンディングの回数は制限されます。

フロア技術の進化とともに、どちらのタイプでも見かけはほとんど変わらなくなっています。

無垢フローリングの「高級感」を好む人もいますが、それぞれが実際にどのように使われているかを知ると、より多くの情報に基づいた選択が可能になります。

何を選んでも、長く美しく保つためには適切なケアとメンテナンスが欠かせません。


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