Janka硬度テスト

ご自宅のフローリングをどの樹種にするかを決定するとき、耐久性の指標としてJanka硬度テストを考慮してください。

ご自宅に適切なフローリングを選ぶ際に考慮すべきことはたくさんあります。コスト、木材のタイプ、仕上、そして施工について、すべてを評価しなければなりません。このプロセスにおいて、木材の高度について考えたり、Janka硬度テストについて耳にされたことがあるかもしれません。このテストについて分かっていれば、あなたが求めるフロアに適した木材が何であるかを理解する助けになるでしょう。

 

Janka硬度テストとは?

Janka硬度テストは1906年にオーストラリアの木材研究家のガブリエル・ジャンカによって考案されました。以来、このテストは木材の総合的な硬度を分析するための業界基準となっています。このテストでは、11mmほどの鉄球を使い、そのボールを木材に半分まで埋め込みます。ボールを埋め込むために必要な力を測定し、それを数値化。数値が大きいほど、木材が固いということになります。ノーザンレッドオークの1290という値が、木材が固いのか柔らかいのかを判断するベースラインとなります。

テストの数値について気を付けなければいけないことがいくつかあります。まず、Janka硬度テストの指標は国によって異なるので、混乱してしまう可能性があります。次に、テストの数値が絶対的な値ではありません。同じ樹種でも育った場所によって数値に差異がでてきます。最後に、このテストは木材にのみ実施可能で、実際のフローリングには実施できません。フローリングの構造や仕上げが実際のフローリングの硬度に影響を与えます。

 

どのように使用するべきか?

Janka硬度テストはどの木材を床材として使用するかを決める要素として使用するべきではありません。基本的にこの指標は耐久性の一般的な指標として使用されるべきものです。人通りの多いエリアにどの木材を使うべきかを選ぶときにはこの指標が役立つでしょう。

硬い木材の方が耐久性はありますが、作業はしにくくなります。施工業者やメーカーはニーズに最適な木材を見つけるためにJanka硬度テストの数値に注意を払っています。どんなに美しくても時にはあまりに作業が難しいこともあります。硬ければよいというわけではないのです。もし古ぼけたようなスタイルを求めるなら、すり減りやすい柔らかい木材を選べばよいのです。