フロアの美しさを引き出すことにフォーカスし、豊富な技術革新と知識を持つフローリングメンテナンス業界の第一人者。
スウェーデンBona社の日本代理店 株式会社オカベです。
3月は季節の変わり目です。
新年度に向けて家の大掃除を考えている方も多いのではないでしょうか。
日頃は掃除機やモップでささっと済ましていたフローリングもクリーナーを使ってピカピカに拭き上げて、キレイなおうちで新年度を迎える…。
とてもステキなことだと思います。
しかし、「クリーナー拭きは拭き跡が残って二度拭きになってしまうから面倒…」そんな風に思ってなかなか踏み出せない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、二度拭き不要!拭き跡を残さずにフローリングを掃除する方法についてお話しさせていただきます。
意外なところにあった! 拭き跡が残ってしまう原因
拭き跡が残ってしまう原因は、主に以下の2つです。
・道具(ツール)が汚れている
まずは、道具の汚れ。
雑巾やモップが毎日の掃除でだんだん黒ずんでくることがあるかと思います。
使用後に毎回水洗いをしている方は多いと思います。
しかし、毎回漂白剤に浸けたり、洗濯機で念入りに洗わない限り、雑巾やモップを完全にキレイにすることは不可能です。
また、乾ききっていない雑巾やモップをまた使用するというケースも多くあります。
生乾きで、汚れが落ち切っていない雑巾やモップ…
少し考えるだけでも、恐ろしい状況が生まれています。
もうおわかりですよね。
このような道具で掃除することは、汚れを取ると同時に汚れを付着させていることにもなっているのです。
・洗剤(クリーナー)が残留している
掃除に使った洗剤の成分が床に残ってしまい、拭き跡の原因となる場合もあります。
しかも、洗剤の残留はベタつきの原因にもなります。
ベタつきのある床にはゴミやホコリが付着しやすくなります。
そして、汚れやすい環境ができてしまうのです。
市販の家庭用洗剤には「薄めての使用」や「使用後の水拭き」と注意書きがあるものも多くあります。
注意書きを見落として薄めずに使ってしまった。
頭ではわかっているけれど、面倒で二度拭きをしなかった。
そんな使用方法の間違いが、フローリングに洗剤が残留する原因であることがほとんどです。
拭き跡を残さない5つのヒント
では、拭き跡を残さないためにはどうすればいいのでしょうか?
具体的な解決方法を「5つのヒント」としてお伝えしたいと思います。
1 フローリングには専用クリーナーを!
クリーナーの残留成分と床に残ったホコリが拭き跡が残る原因になることがあります。
市販されているクリーナーの多くは、様々なタイプのフロア材に使用可能です。
フローリングにも安全だとされていますが、フローリングは繊細な床材。
必ず二度拭きをするなど取り扱いに注意が必要です。
そこで、ぜひ、フローリング専用に開発されたものを使ってみてください。
Bonaのフロアクリーナー、Bonaディープクリーナーはどちらもフローリングのために開発されたクリーナーです。
フローリングにやさしく、クリーナーの成分が床に残ることがありません。
もちろん、二度拭きは不要です。
ディープクリーナーはよりひどい汚れに適したクリーナーです。
汚れ度合いに応じて使い分けてください。
どちらのクリーナーも、フローリング以外の床にもお使いいただけます。
2 水分は大敵!スチームクリーナーは使用しない!
最近ではスチームクリーナーを使用するご家庭も増えてきました。
しかし、フローリングにスチームクリーナーは基本NGです。
原材料が「木」のフローリングは、水分に弱く、高温のスチームをあてること自体、フローリングにとっては相当な負担です。
スチームクリーナーを使用してしまうと、拭き跡が残るどころか、塗装までが溶けてきてムラになってしまうかもしれません。
もっとひどくなると、床が反ってしまって、取り返しのつかないことになってしまいます。
3 掃除道具は毎回のお手入れが基本。常にキレイな状態で使用しよう!
掃除道具は常にキレイなものを使用しましょう。
フローリングを顔だと思ってください。
汚れた雑巾やモップでゴシゴシやらないですよね?
理想の掃除道具は素材や形状が扱いやすく、速乾性にも優れ、洗濯機の使用が可能なものです。
そこでお勧めしたいのはBonaクリーニングパッドです。
Bonaのクリーニングパッドはベロクロでモップに取り付けて使います。
汚れたら本体から取り外して、洗濯機で洗うことが可能です。
500回以上の洗濯にも耐えることができる丈夫な素材でできているので、気兼ねなく毎回の掃除の後に洗濯機に放り込んで下さい。
4 掃除道具の繊維に注目! きちんと汚れを吸着し、閉じ込めることができるものを
Bonaのクリーニングパッド、ダスティングパッドは最高のツールです。
その秘密は繊維にあります。
Bonaのパッド類に使用されている繊維はマイクロファイバーで、その名の通り1本1本の繊維が極めて細くなっています。
Bonaのダスティングパッドは、長短2種類のマイクロファイバーでできており、静電気の作用を利用して、細かなゴミやホコリ、ペットの毛やアレルゲンまでしっかりとキャッチします。
また、クリーニングパッドはスターファイバーという断面が星形になっているマイクロファイバーを使用しています。
(スターファイバーは登録商標です)
表面積が大きくなることで、汚れを分解し、しっかり吸着します。そのため、拭き跡が残りにくくなっています。
乾拭きならダスティングパッド、クリーナー拭きならクリーニングパッド。
そんな風に使い分けることで、フローリングの掃除に高い効果を発揮します。
5 フローリング以外のエリアに使用した洗剤の飛沫を防ごう
ここまで意識されている方は少ないかもしれませんが、フローリング以外のエリアで使用している洗剤が床にも付着していることもあります。
特にスプレー式の洗剤の場合は、空気中に浮遊した成分がそのまま床に落ちて定着してしまうことも。
フローリングの洗剤を変えてみても、このような状況では洗剤の残留による拭き跡は解決されません。
他のエリアを掃除するときはフローリングを養生…とまでは言いません。
せめてスプレー使用時に対象との距離を近づけて噴射する、あるいは風で広がらないように一時的に窓を閉めるなど、少しだけ工夫してみましょう。
まとめ