拭き跡を残さずフローリングをキレイに掃除するには
2021.3.5 お悩み広場
フローリングのリノベーションからメンテナンスまで、“床”のトータルソリューションで快適な足元を提供する株式会社オカベです。弊社はフローリングメンテナンス製品で世界シェア1位のBona社の日本代理店でもあり、家庭で毎日できる正しいフローリングのお手入れを優れた製品とともに紹介しています。
3月は季節の変わり目です。新年度に向けて家の大掃除を考えている方も多いのではないでしょうか。日頃は掃除機で済ましていたフローリングも念入りに水拭きをしてピカピカにしたいところですが、「水拭きをすると拭き跡が残るから、結局二度拭きになってしまって面倒…」と気後れしている方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで今回は、二度拭き不要!拭き跡を残さずにフローリングを掃除する方法についてお話しさせていただきます。
拭き跡が残ってしまう原因は意外なところにあった!
拭き後が残ってしまう原因は、主に以下の2つに集約されます。
・道具(ツール)が汚れている
まずは、道具の汚れ。雑巾やモップが毎日の清掃でだんだん黒ずんでくることはありますよね。使用後の水洗いは毎回行っていたとしても、ハイターに浸けるか洗濯機で念入りに洗わない限り完全にキレイにすることは不可能です。しかも乾ききらないうちに次また使用するという循環になっているケースも多いので、雑巾やモップには新旧の汚れが入り混じっているという恐ろしい状況が生まれています。そう、もうおわかりですよね。このような道具で清掃することは、汚れを取ると同時に汚れを付着させていることにもなっているのです。
・洗剤(クリーナー)が残留している
洗剤が残るということは、洗剤の成分の残留だけではなく、そこに除去したつもりになっている汚れまでも含まれてセットで残っているということです。しかも洗剤の残留はベタつきの原因にもなるので、塵や埃が付着しやすくなり汚れやすい環境ができてしまいます。いかにも厄介ですよね。それもそのはず、市販の家庭用洗剤は濃度が高いものが多く、注意書きをよく読むと「薄めての使用」や「使用後の水拭き」が必要なものがほとんどなのですから。二度拭きすることがキレイにする条件であればやるしかないのですが、そこまではちょっと…というのが正直なところでしょう。頭ではわかっているけれど(あるいは注意書きを読んでいなくて)、一度の拭き取りで終わらせてしまっているのですね。
拭き跡を残さない5つのヒント
上記では原因についてお話しさせていただきましたが、この項では具体的な解決方法について「5つのヒント」としてお伝えしたいと思います。
1 フローリングには専用クリーナーを!
クリーナーの残留成分と床に残ったホコリによって拭き跡が筋のように残ってしまうことがあります。市販されているクリーナーの多くは、様々なタイプのフロア材に使用可能でフローリングにも安全だとされていますが、フローリングは繊細なので、必ず二度拭きをするなど取り扱いに注意が必要です。ここはぜひ、マルチ素材用のクリーナーの使用は避けて、フローリング専用に開発されたものを使ってください。Bonaのフロアクリーナー、Bonaディープクリーナーはどちらもフローリング清掃のために開発された素材に負担の少ない洗剤です。残留しやすい成分を極限まで抑えているので二度拭きは不要!汚れ度合いに応じて使い分けて日常的に使用することが可能です。
2 水分は大敵!スチームクリーナーは使用しない!
最近ではスチームクリーナーを使用する家庭も増えてきましたが、フローリングにスチームクリーナーは基本NGなのです。もともと木材であるフローリングは水分に弱く、高温のスチームをあてること自体が相当な負担です。スチームクリーナーを使用してしまうと、拭き跡が残るどころか、塗装までが溶けてきてムラになってしまうかもしれませんよ。
3 清掃道具は毎回のお手入れが基本。常にキレイな状態で使用しよう!
清掃道具は常にキレイなものを使用しましょう。フローリングを顔だと思ってください。まさか汚れた雑巾やモップでゴシゴシやらないですよね?理想の清掃道具は素材や形状が扱いやすく、速乾性にも優れ、洗濯機の使用が可能な清掃道具です。そこでお勧めしたいのはBonaクリーニングパッドです。Bonaのクリーニングパッドは着脱式になっており汚れたら本体から取り外して洗うことが可能です。500回以上の洗濯にも耐えることができる丈夫な素材でできているので、気兼ねなく毎回の掃除の後に洗濯機にポイっと放り込んで下さい。
4 清掃道具の繊維に注目!きちんと汚れを吸着し、閉じ込めることができるものを
Bonaのクリーニングパッド、ダスティングパッドは最高のツールです。その秘密は繊維にあります。Bonaのパッド類に使用されている繊維はマイクロファイバーというもので、その名の通り通常よりも一本一本の繊維が細くなっています。さらにその繊維の断面が星型になっているので(スターファイバーという登録商標です)、表面積が大きくなり汚れをよく吸着します。水拭きであれば Bonaクリーニングパッド、乾拭きであればBonaダスティングパッドと使い分けをすることでより高い効果を発揮できます。これらは静電気の作用を利用して床からしっかりとホコリをキャッチするので、ホコリを押しのけて移動させるだけということがありません。塵や埃、細菌をしっかりとモップがキャッチするので、衛生面においても優れています。
5 フローリング以外のエリアに使用した洗剤の飛沫を防ごう
ここまで意識されている方は少ないかもしれませんが、フローリング以外のエリアで使用している洗剤が床にも付着していることもあります。特にスプレー式の洗剤の場合は、空気中に浮遊した成分がそのまま床に落ちて定着してしまうことも。フローリングの洗剤を変えてみたところで、このような状況では洗剤の残留による拭き跡は解決されません。他のエリアを掃除するときはフローリングを養生…とまでは言いません。せめてスプレー使用時に対象との距離を近づけて噴射する、あるいは風で広がらないように一時的に窓を閉めるなど、少しだけ工夫してみましょう。