無垢フローリングの正しい手入れ方法!間違えた手入れは劣化の元?

フローリングのリノベーションからメンテナンスまで、“床”のトータルソリューションで快適な足元を提供する株式会社オカベです。弊社はフローリングメンテナンス製品で世界シェア1位のBona社の日本代理店でもあり、家庭で毎日できる正しいフローリングのお手入れを優れた製品とともに紹介しています。

優しい触り心地に、木目(もくめ)の個性も楽しめる本物の質感を持つ「無垢フローリング」。

「無垢フローリング」とは、素材である木材の樹種ではなく、切り出したままの木材をそのまま加工したフローリングを指します。「木」本来の温もりを感じられる商品として、無垢フローリングは幅広い世代に人気を集めています。

その一方で、天然素材である木をそのまま使用するからこそ、注意すべき点がいくつかあります。天然木を伐採し、カットし、削ったり磨いたりして加工しているため、無垢フローリングはデリケート。誤った手入れ方法はかえって劣化を促進させる原因にもつながるため、「正しい手入れ方法」を理解する必要があります。

今回は、無垢フローリングの正しい手入れ方法をご紹介する前に、より深くご理解いただくために、まず木の特徴、そして清掃の4要素をご紹介します。

 

正しい手入れ方法は「無垢フローリング」を正しく理解することから

無垢フローリングの正しいお手入れ方法を理解するために、まず手入れ対象である「木」を理解していきましょう。

木には、「調湿作用」があります。

調湿作用とは、周囲の湿度に合わせて湿気=空気中の水分を取り込んだり、吐き出したりすることで、室内の湿度を一定に保とうとします。水分を取り込む際には体積が膨張し、吐き出すときには縮小します。この木材が含有する水分量を含水率と言い、含水率の変動が大きいと変形しやすくなります。水分を含みすぎると木は膨張しますので、フローリングが波を打ったように反ってしまったり、乾燥すると収縮するため、フローリングにすき間ができたりするのは、この木の調湿作用のためです。

含水率が低いと変形しにくく、強度も高まるので、日本のフローリングの農林水産規格では、次のように定められています。

無垢フローリング(単層フローリング)の含水率

針葉樹(人工乾燥)15%

広葉樹(人工乾燥)13%

近年の住宅は、高気密高断熱のものが多く、建築後の不具合を防ぐためには、実際にはもっと低い含水率のフローリングが望ましいと言われています。無垢フローリングは、床材そのものが一枚の木でできているため、特にこの調湿作用による膨張・収縮が発生しやすくなります。そのため注意が必要です。

大量の水分を使って無垢フローリングをお手入れすると、不要な水分を含んで変形の原因となる場合がありますので、注意してください。

 

何にでも応用が効く「清掃の4要素」

それでは、どのようにお手入れをしていけばいいのでしょうか?

まずは清掃の基本、「4要素」をご紹介します。

①物理力:より強いもので擦って汚れを落とす

②洗剤:界面活性剤など、洗剤で汚れを浮かして落とす

③温度:冷たい水や温かいお湯など、汚れに合わせた落ちやすい温度を利用する

④時間:漬け置きなど、接触時間を長くとって汚れを落としやすくする

以上の4要素は、実はどんなモノにも当てはまる清掃の大原則です。

具体例として説明すると、みなさんほとんどが体感では理解されているのではないでしょうか。

たとえば、調理器具に油汚れが酷くこびりついてしまった場合、目の荒いスポンジやタワシでゴシゴシ擦るのは「物理力」を利用して汚れを落とそうとしているからです。衣類のシミ落としやシャツの襟の油汚れに洗剤をつけてから洗濯機に入れるのは、汚れに応じて「洗剤」を強くしています。油汚れを落とすときに、水よりもお湯で洗いたくなるのは「温度」を高めて洗浄効果を高めていることにあたります。焦げ付いた鍋をすぐに洗わず、お湯や洗剤に浸け置いたりするのは、接触する「時間」が長い方ほど汚れが落ちやすいことを感覚的に知っているからです。

こうやって具体例を上げてみると、みなさん言葉では「清掃の4要素」という言葉を知らなくても、この4つの内容やその組み合わせは普段から意識しないで応用されているのではないでしょうか。

効果的な清掃には、以上の4要素の「組み合わせ」が大切で、無垢フローリングも例外ではありません。間違ったお手入れは、無垢フローリングを痛める原因となってしまいます。もう少し具体的にご説明しましょう。

 

無垢フローリングの日頃のお手入れの”基本”は〇〇拭き

まずは頻繁な乾拭きが大切です。もしくは掃除機掛けでも構いません。

室内であっても、換気の際に、あるいは衣類に付着して、細かい砂のような汚れが屋外から持ち込まれます。掃除機を掛けたり、モップによる乾拭きなど、室内の床のホコリやゴミをこまめに取り除くようにしましょう。細かい砂のように乾いた硬いゴミが床上にある状態で歩くと、これらがサンドペーパーの役目となって、フローリングの表面を傷つけてしまう場合があります。まずはこれらをこまめに取り除き、床を傷める原因を取り除くことが大切です。

しかし、乾拭きだけでは汚れは完全に落とせません。食べこぼしなどがなく、一見キレイに見える床でも、汗などから発生する皮脂汚れなど、思った以上に床の上は汚れています。これらは乾拭きでは取れませんし、長期間放置すると他の汚れと組み合わさって、時間が経てば経つほど落としにくくなっていきます。定期的に床上の汚れを取り除くことで、フローリングをいつまでもキレイに維持できます。

この定期的なお掃除のポイントが、先ほどご説明した「清掃の4要素」を念頭に置いて考えると、よりご理解いただけると思います。

無垢フローリングはデリケートな天然素材です。汚れが落ちないからといって、硬いものや強いものでゴシゴシ擦ったら、汚れは落ちるかも知れませんが、フローリングの塗膜やフローリング自体を傷つけてしまうかも知れません。

強い洗剤を使って、色が落ちたり、光沢が変わったりするかもしれません。酸性やアルカリ性の洗剤を使用すると、木の変色の原因になります。また、水分にも大変弱いため、洗剤や水、お湯を長時間フローリングの上に放置して、水浸しの状態にするのは厳禁です。

 

無垢フローリングに欠かせないメンテナンスとは?

無垢フローリングの汚れをしっかり取って、長く使うためのお手入れとして、弊社はBona社の製品をお勧めしています。

Bona社はフローリングに最適なメンテナンスやリノベーションのソリューションを提供し、それらに必要な資機材を販売する、いわばフローリングメンテに特化した会社です。

Bona社の推奨する清掃方法のキーワードは、「マイクロファイバー」「中性クリーナー」「スプレー」です。

「物理力」に強くて硬いものが使えないデリケートな素材だからこそ、高品質なマイクロファイバーで汚れをしっかりかき取ります。

「Bonaフロアクリーナー」は中性で素材にやさしく、フローリングを変色させたり、傷めるリスクがありません。無塗装のフローリングや無垢フローリングに安心してお使いいただけることを確認した処方で製造され、使用後の水拭きも必要ありません。

しかし、いくらフローリングに安心なクリーナーと言っても、水分を含んでいますので使い過ぎはよくありません。フローリングの変形の原因になるかもしれません。必要最低限の水分で汚れを落とすために、Bonaはスプレーを推奨しています。

Bonaプレミアムスプレーモップは、モップとクリーナーが一体化されており、ハンドルを握るだけでクリーナーを噴射、そのままマイクロファイバーのモップで拭き取りできます。

モップには「Starfiber」という高性能のマイクロファイバーを採用しています。繊維の断面が星形で、表面積が大きく、小さな汚れも絡め取りやすい特徴を持っています。また主に衣服に使用されるA等級のマイクロファイバーを採用しているため、繊維がより細かく形状も安定しており、その清掃効果は廃プラスチックから製造されたB等級以下のマイクロファイバーとは差があります。

クリーナーを細かく霧状に、扇状に床にスプレーするため、床の汚れを落とすために必要な最低限の水分しか使用しませんし、クリーナーの成分も木材や塗膜へのダメージがないマイルドなもの。また、良質なマイクロファイバーで汚れを拭き取るので、床や塗膜を傷つけることもありません。

フローリングのことを第一に考えて生まれた商品が「Bonaプレミアムスプレーモップ」と言っても過言ではないでしょう。

 

無垢フローリングを長く使うために

安全性ばかりを重視して、汚れが落ちなければ意味がありません。「Bonaプレミアムスプレーモップ」で汚れを落としきれない場合、よりしつこく蓄積してしまった汚れを落とす場合は、「Bonaディープクリーナー」と「Bonaディープクリーンパッド」を一緒に使ってみてください。クリーナーの安全性はそのままに洗浄力をより高めた「Bonaディープクリーナー」と、マイクロファイバーのかき取り効果を高めた「Bonaディープクリーンパット」は、長年のしつこい汚れにしっかりアタックします。

また、無垢フローリングは、一般的に木部を保護するために何らかの保護塗装が予め施されていますが、この保護膜は経年劣化していきますので、塗装を塗り足す必要があります。

市場で広く利用されているUV塗装やウレタン塗装仕上のフローリングであれば「Bonaポリッシュ」を、自然塗装と呼ばれるオイルやハードワックスオイルで塗装仕上されているフローリングでしたら「オイルリフレッシャー」を定期的に塗ることで、無垢フローリングは長い期間本来の機能と美観を保ち続けることが可能です。

「フローリングのメンテナンス、リノベーションに特化」して100年以上続いてきたBona社は、フローリング用のお掃除用品だけを製造している会社ではありません。フローリングメーカー向けに工場塗装用の塗料を開発・販売したり、現場でリノベーションした際の現場塗装仕上用の塗料の開発・販売、これらのメンテナンス用の製品の開発・販売や、フローリング貼りに必要なフローリング専用の接着剤などの開発・販売を行っており、ゆりかごから墓場まで、フローリングの生涯に渡って愛される製品やサービスを開発しています。

今回推奨したご家庭でも使用できるBonaの各製品は、フローリングメーカーがお客様にその魅力を長く維持して暮らしていける、誰でもがかんたんに使用できて効果が抜群で、かつ安全に使用できるものを、という要望から生まれてきた製品です。

 

今回の記事を読まれたお客様のなかには、無垢フローリングの「手入れの大変さ」に驚かれた方も多いかもしれません。

正確には、手入れ・メンテナンスは簡単です。手入れに際し、考えなければならない事項が多いことこそ無垢フローリングの特徴とも言えるでしょう。

たとえば革製品にメンテナンスが必須であるように、無垢フローリングも「生きた素材」であることを認識していただくと、理解しやすいかもしれません。

せっかく無垢フローリングをお家に導入されたのなら、間違ったお手入れ方法で傷めてしまっては残念です。正しいお手入れ方法を理解し、長く木の温もりを楽しんでみてはいかがでしょう。

 

無垢フローリングの清掃に適切なBona製品

無垢フローリングに適切なBona製品を改めてご紹介いたします。

日頃のお掃除に

Bonaプレミアムスプレーモップ

Bonaディープクリーナー

Bonaディープクリーンパッド

 

床表面の塗装のメンテナンスに

Bonaポリッシュマット

Bonaポリッシュグロス

Bonaオイルリフレッシャー