フロアの美しさを引き出すことにフォーカスし、豊富な技術革新と知識を持つフローリングメンテナンス業界の第一人者。
スウェーデンBona社の日本代理店 株式会社オカベです。
お家時間が長くなると、お部屋の汚れが気になるもの。
特に畳は直接座るものですので、汚れが気になる方も多いのではないでしょうか?
「水拭きでキレイにしたい!」と思うかもしれませんが、自己流で掃除するのは避けたほうが無難です。
掃除方法によっては表面にカビが生えたり、畳が傷んだりということも少なくありません。
今回は、「畳の汚れは水拭きでOK?」「掃除機はNG?」など気になるお手入れ方法を解説します。
お掃除前に是非チェックしてみてください。
畳は水拭きできるのか
畳は天然素材でできた「い草」と化学繊維でできた「ビニール畳(プラスチック畳)」の2つに大別されます。
このうち、ビニール畳は水や油に強いため水拭きしてもOKです。
一方、“い草”は水に弱いデリケートな素材。
変色やカビの恐れが水拭きしないほうが無難です。
どうしても水拭きしたいときは、きつく絞った布を使って水気が残らないようにしてください。
いずれにせよ畳につく汚れはゴミやホコリがほとんど。
日常的な掃除は乾拭きが基本です。
畳用のほうきを使うのが理想ですが、掃除機や乾いた布で掃除してもかまいません。
畳の目に沿って優しく動かして、ゴミやホコリを取り除きましょう。
しかし、乾拭きをこまめに行っていても、どうしても取れない汚れは出てきます。
代表的なものは皮脂や油の汚れです。
そういった乾拭きでは取れない汚れにはどのように対処すればよいのでしょうか?
汚れの種類別にみていきましょう。
皮脂汚れや油汚れ
皮脂汚れや油汚れは、水拭きで落としていきます。
古い雑巾を使うと雑菌が畳につく恐れがあるので、清潔な布を用意してください。
マイクロファイバークロスが特におすすめです。
マイクロファイバーは細い糸でできた合成繊維のため、畳の細かな溝に入り込んで汚れをしっかりかき出します。
また、べたべたとした皮脂や油の汚れには、ぬるま湯を使うと効果的です。
温度の力で、油汚れが落ちやすくなります。
洗剤を使わなくても洗浄効果を高めることができますので、おすすめです。
拭き上げるときは、畳の目にそってやさしくなでるように拭いてください。
強くこすると、畳が傷んでしまいます
水拭きしたら仕上げに乾拭きして、畳の表面をしっかり乾かします。
水分が長く残っているとカビの原因になることもあります。
窓を開けて換気したり、扇風機を当てたりして短時間で乾かすと良いでしょう。
飲み物や調味料などの汚れ
飲み物を畳にこぼしてしまったときは、なるべく早く乾いた布で水分を拭き取ってください。
その後、固く絞った布で汚れを取り、しっかりと乾かします。
醤油やコーヒーなど色のついた液体をこぼしたときは、乾いた布で水分を拭き取ったあと塩を振って水気を吸収させます。
塩が水分を吸収したら古い歯ブラシで優しくこすり、汚れを掻き出してください。
仕上げに酢を染みこませた布で畳を拭き取りしっかり乾燥させたら完了です。
カビ
畳にカビがあるときは、水拭きするのは避けてください。
水分を栄養源としてカビが広がる恐れがあります。
カビがあるときは、畳用のカビ取り洗剤などで除菌するのが正解です。
畳用のカビ取り洗剤を布に含ませたら、カビが生えた部分に押し当てます。
カビを吸い取るイメージで、こまめに布の面を変えながら押し当ててください。
拭き取ったら畳をしっかり乾燥させ、使った布はそのまま廃棄しましょう。
カビは高温多湿な環境で発生するので、普段から換気を心掛けるのが重要です。
除湿剤を置いたり、結露をこまめに拭いたりして室内に湿気が留まらないようにするのもおすすめ。
また、畳の上に物を置いておくとカビが発生しやすくなります。
和室は物を置かずスッキリさせることも大切です。
カビや汚れの定着を防ぐためにも、日常的に掃除してキレイな畳を維持しましょう。
畳の見分け方は?
「家の畳が“ビニール畳”か“い草”か分からない」という方は、入居時の説明を思い出してみましょう。
入居時に畳の取り扱いについて注意を受けている場合は、“い草”の可能性が高いです。
逆に何も説明がなかったというときは、ビニール畳の可能性が高いといえるでしょう。
また、ビニール畳は化学繊維でできているため、い草特有の香りがありません。
一般的に新品から1~2年で“い草”の香りは消えてしまいますが、ご自宅の畳が最初から無臭の場合、ビニール畳の可能性が高いといえます。
Bona製品は畳でも使えます!
フローリングメンテナンスに特化したBona製品ですが、商品によっては畳にもご利用いただけます。
ビニール畳の汚れには、Bonaプレミアムスプレーモップがおすすめです。
クリーナーが一体となったモップで、手元のハンドルを握るとクリーナーがスプレーされます。
後はモップを動かして拭き上げるだけで、クリーナーでの拭き掃除が完了します。
クリーナーは速乾性に優れた「Bonaフロアクリーナー」は、洗剤成分を畳に残すことはありませんので、二度拭きも不要。
畳の汚れをキレイに落としてくれます。
また、GREENGUARD認証を受けた中性クリーナーですので、地肌が直接触れる畳に使っても安心です。
モップに付属するのは、2種類の高性能なマイクロファイバーを使った「Bonaマイクロファイバークリーニングパッド」
汚れを分解して細かいゴミやホコリまでしっかり捉えるすぐれものです。
普段の乾拭きもBona製品なら楽々です。
「Bonaマイクロファイバーダスティングパッド」を取り付けたモップで、畳の目に沿って優しく拭き上げるだけでOK。
Bonaマイクロファイバーダスティングパッドは長短2種類のマイクロファイバーでできています。
このマイクロファイバーが、ゴミやホコリ、ペットの毛などアレルゲンをしっかり捉えて離しません。
掃除機のようにゴミを舞い上げることも、キャスターで畳を傷めることもありません。
水拭きできない“い草畳”でもBonaダスティングパッドなら細かなゴミやホコリをキレイに取り除けます。
畳の掃除にも、Bona製品を取り入れてみませんか?