フロアの美しさを引き出すことにフォーカスし、豊富な技術革新と知識を持つフローリングメンテナンス業界の第一人者。
スウェーデンBona社の日本代理店 株式会社オカベです。
フローリングの掃除方法については色々な情報があふれています。
たくさんの情報から、どれが正しいのかを判断することは難しいかと思います。
そんなたくさんの情報の中に、「フローリングを水拭きしてはいけない。」というものを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、フローリングは本当に水拭きできないのか?に焦点を当て、フローリングの正しいお掃除、お手入れ方法について紹介していきます。
本当にフローリングは水拭きしたらダメ?
結論から言うと、「フローリングの表面仕上げによる」となります。
フローリング=水拭きできない。というわけではありません。
そのフローリングが、無塗装なのか、何らかの塗装が施されているのかによって、水拭きができるかできないかが決まります。
無塗装のフローリングは水拭きは絶対ダメ!
無塗装のフローリングは、文字通り何の塗装もされていない木材を並べたものです。
この場合、フローリング表面に塗装による保護がないため、フローリング本体がダイレクトに水分を吸収してしまいます。
水拭きが、フローリング表面のざらつきやフローリングが傷む原因になってしまいますので、水拭きは避けてください。
塗装されているフローリングは気を付ければOK!
塗装されているフローリングは、基本的には水拭き可能です。
ただし、水分の使用量は極力少なくしてください。
雑巾を使う場合は、固く絞ってください。
間違っても、びちゃびちゃのモップで、フローリングをゴシゴシ…というのは避けてください。
フローリングの水拭きがダメといわれる理由
では、なぜフローリングの水拭きはダメ、と言われるのでしょうか?
それは、フローリングが「木でできた床材」だからです。
木には調湿作用、つまり、水分を含んだり、放出したりする性質があります。
乾いた環境では、木が割れてしまうことがあります。
反対に、水を含むと、膨らんだり反ったりすることもあります。
つまり、フローリングは、水分によって変形することがあるのです。
フローリングの表面に塗装したり、何らかの加工を施すことで、耐水性を持たせることはできます。
しかし、フローリングのつなぎ目から水分が侵入し、塗装や加工がされていない側面からフローリング本体が水分を含んでしまう可能性は否定できません。
フローリングが水分を吸収すると発生するリスクには、以下のようなものが考えられます。
- 黒ずみができる
- 木材が反る
- 水シミができる
- 染み込んだ水がカビや雑菌を繁殖させる
また、フローリングに塗装を施してある場合も、過度な水拭きはNG。
塗装が水拭きによって傷んでしまう可能性もあります。
正しいフローリングお手入れ方法
フローリングのお手入れの基本は、「毎日の乾拭き+週1回のクリーナー拭き」です。
まずは、フローリングワイパーやモップ、掃除機を使って、毎日乾拭き掃除を行います。
水拭きやクリーナー拭きを行う前も、必ず乾拭きを行ってください。
ゴミやホコリが残ったまま水拭きをしてしまうと、ゴミやホコリを引きずってしまい、床の表面に細かな傷がついてしまいます。
乾拭きが終わったら、固く絞った雑巾などで水拭きをしていきます。
雑巾で床一面を拭き上げるというのは、なかなか大変な作業です。
水拭き用のフローリングワイパーやモップを使ってもいいですね。
拭き上げる際の水分は最小限に!
まず、どんな道具を使う場合も、これが最も大切なポイントです。
さらに、掃除道具は、キレイなものを使いましょう。
汚れた雑巾やモップには雑菌が繁殖している場合があります。
道具に付着した汚れや雑菌ををフローリングに移してしまわないよう、キレイな道具で掃除をしてください。
水拭きが済んだら、雑巾で乾拭きをします。
乾拭きをすることで水拭きの跡が取れるだけでなく、床を早く乾かすことができます。
また、床全体を水拭きした後に、またイチから乾拭きするよりも、水拭きと乾拭きを交互に行う方法をおすすめします。
小さな範囲に区切って、水拭き→乾拭きを繰り返すことで、水分がフローリング表面にとどまる時間は極力短くすることができます。
雑巾がけは大変… そんな方にはBona製品をおすすめします!
毎日の掃除には「Bonaプレミアムマイクロファイバーモップ」と乾拭き専用の「Bonaマイクロファイバーダスティングパッド」がおすすめです。
ダスティングパッドは静電気の効果で効率よく細かなゴミを絡めとってくれます。
モップにダスティングパッドを取り付けてモップ掛けするだけなので、思い立ったらすぐに掃除を始められます。
また、週に1度のクリーナー拭きには「Bonaフロアクリーナー」と「Bonaマイクロファイバークリーニングパッド」をお試しください。
Bonaフロアクリーナーは洗剤成分が残らない作りになっているため、2度拭きが不要です。
クリーニングパッドは2種類のマイクロファイバーを使用しており、汚れをしっかりと落とし、細かいゴミまで残さずに吸着することができます。
また、Bonaプレミアムスプレーモップもおすすめです。
クリーナーとモップが一体となったこの製品。手元のハンドルを握ると、適量のクリーナーが直接床に噴射されます。
スプレーしたら、後はモップを動かして拭き上げるだけ。
クリーナー拭きがより簡単に行っていただけます。
まとめ
フローリングの水拭きはダメと言われる理由やフローリングの正しいお手入れ方法を紹介してきました。
無塗装のフローリングでなければ、水拭きで汚れを取ることができます。
無塗装でないフローリングの場合も、水拭きはフローリングを傷めてしまうリスクがあることを忘れてはいけません
しっかり水気を絞る。水拭きした後に乾拭きをする。など細かい注意が必要です。
Bonaには、フローリングを効果的かつ効率的に掃除するための製品がそろっています。
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