フローリングのお手入れ方法【基本編】|普段の掃除はどうする?

フロアの美しさを引き出すことにフォーカスし、豊富な技術革新と知識を持つフローリングメンテナンス業界の第一人者。

スウェーデンBona社の日本代理店 株式会社オカベです。


突然ですが、ご自宅のフローリングをどのように掃除されていますか?

フローリングは、お部屋の印象に大きく影響します。また、直接肌に触れるものなので、ホコリやゴミ、皮脂汚れの付着は、的にも悪影響をもたらす可能性があります。
快適に暮らす上では、フローリングを「キレイに保つ」ことはとても重要です。

一方、フローリングの機能面からみても、「キレイに保つ」ことは重要です。
天然素材でできているフローリングは、適切なお手入れをしないと劣化や傷みが進みます。そうなると簡単なお掃除では修復できなくなってしまいます。

そこで、今回はフローリングのお手入れ方法【基本編】として、普段の掃除方法とその注意点をご紹介します。

フローリングは正しい方法でお手入れすることで、簡単にキレイに保てます。またキレイに保つことで、長く楽しむことができる床材です。

その美しさと機能性を長く保つために、ぜひ参考にしてください。

フローリング掃除のポイント

フローリングの原材料は「木」なので、「水分」の影響を大きく受けます。

多量の水分を含んで床が反ってしまったり、反対に、乾燥でフローリングが割れてしまったりと、「水分」はフローリングのダメージに直結します。

普段の生活環境でフローリングが割れるほどの乾燥しているというのはあまり考えられません。ですので、乾燥についてはさほど気にする必要はありません。

しかし、多量の水分にさらされる機会は、案外多くあります。
例えば、水をこぼしてそのままにしてしまったり、汚れを落とそうとクリーナーをたくさん使ったり。
思い当たることはありませんか?

フローリングの表面には、多くの場合、ウレタン塗料やワックスといった保護剤が塗られています。

保護剤が作る保護膜が、床の上の水分がフローリング本体にすぐに浸透してしまうことを防いでいます。

しかし、この保護膜に傷が入っていたり、劣化して薄くなってしまったりしていたら…
そこから、水分がフローリング本体に染み込んでしまいます。

その結果、フローリングが膨張して、「床が反ってしまう」ということが起こります。

フローリングの掃除は、「いかに保護膜を守り、劣化を遅らせるか」なのです。

オイル塗装や無塗装のフローリングでも、基本は同じ。
むしろ、床表面に強固な保護膜がない分、水分にはより慎重でなければなりません。傷や汚れにも弱いので、お掃除はより注意深く行う必要があります。

フローリングの掃除方法

基本的なお掃除方法は2つです。

 

  1. 毎日の乾拭きでフローリングの表面のゴミやホコリを取り除く
  2. 週1回のクリーナー拭きで皮脂汚れや軽い油汚れを取り除く

 

「毎日」「週1回」と聞いて、「そんなに?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

この頻度をおすすめするのにも、理由はあります。

その理由について、以下で詳しく説明していきます。

乾拭きの重要性

「毎日乾拭き(除塵)」はフローリングをキレイに保つための第一歩。
おろそかにしてしまうと、あっという間に細かなゴミやホコリがたまってしまいます。

このゴミやホコリは、フローリングの傷の原因のひとつです。
ゴミやホコリを椅子などの家具で引きずると、フローリング表面の保護膜が傷つきます。
傷のついた保護膜はその機能性が失われ、汚れがたまりやすくなってしまいます。

また、調理からくる油汚れとホコリがくっつくと、べたつきや黒ずみの原因になります。
べたつきや黒ずみを発生させないという意味でも、毎日乾拭きをしてフローリングに汚れを定着させないということが大切なのです。

乾拭きの方法と注意点

では、具体的にはどのように乾拭きするのがいいでしょうか?

多くの方は、乾拭き掃除に「掃除機」と「モップ」を使い分けているかと思います。
それぞれ以下のような場合に適しています。

・掃除機

比較的大きなごみを吸い取るのに適しています。
カーペットやラグの多いご家庭では、掃除機のほうがより簡単に掃除ができるでしょう。

・モップ

モップは、掃除機では取り切れない細かなゴミやホコリなどをすっきりと拭き取ることができます。
また、騒音が少ないこともモップのメリットです。掃除をする時間が早朝や深夜の場合は、モップが適しています。

フローリングを掃除する場合は、この2つの道具をうまく使うことがポイントです。


また、掃除機やモップを使う順番にも気を配ってください。

まず、床に大きなゴミがないかを確認しましょう。
大きなゴミがある場合は、掃除機を使い、吸い取ります。
その後、モップを使って、掃除機で取り除けなかった小さなゴミやホコリを取り除きます。

大きなゴミをモップで引きずって、床を傷ついてしまうリスクを低くするためにも、掃除機→モップという順番が大切です。

その他に気を付けておきたい点は以下の通りです。

・掃除機を使う場合は、フローリング掃除用のモードで

多くの掃除機には、フローリング掃除に適したモードがあります。

掃除機のブラシの硬さやブラシの回転が原因でフローリングに傷がついてしまうこともあります。
ですので、フローリングモードで掃除をすることが重要です。

また、コード式の掃除機の場合は、コードが傷の原因になることもありますので、こちらも注意してください。

・モップはマイクロファイバー製がおすすめ

モップにもいくつか種類がありますが、マイクロファイバー製のものがおすすめです。極細繊維で細かなゴミやほこりも逃がさずキャッチするので、効率的にお掃除ができます。
「使い捨てではない」という点も、環境面を考慮するとベストな選択でしょう。

・スチームモップは使用を控えて

同じモップでも、スチームモップはおすすめしません。
高温の水蒸気は、水の粒子が細かく、常温の水よりも、フローリングに吸収されやすいものです。そのため、フローリングを傷めるリスクが高くなります。

・目地にそって動かす

掃除機を使う。モップを使う。そのどちらの場合でも、フローリングの目地に沿って動かしましょう。目地に沿って動かすことで、目地に入り込んだゴミやホコリもスッキリと取り除けます。

クリーナー拭きの役割

毎日こまめに乾拭きを続けていても、どうしても取れない汚れは出てきます。
取れにくい汚れの代表的なものは、「皮脂汚れ」や「油汚れ」です。

皮脂汚れや油汚れは目に見えないので、付着していることが一見分かりにくいもの。しかし、目に見えないからと放っておくと、ゴミやホコリとくっつき、黒ずみ汚れになってしまいます。

この汚れを取り除くのが、週に一度のクリーナー拭き。乾拭き掃除で取り残したゴミやホコリも、ここでリセット!

汚れが定着するのを防ぐことができます。

頑固な汚れになってしまう前に、汚れが軽い段階で落としてしまう。

それが週1回のクリーナー拭きの役目です。

クリーナー拭きの注意点

クリーナ拭きをする際の注意点には以下のようなものがあります。

・雑巾やモップはキレイなものを使う

汚れた雑巾やモップを使うと、雑巾やモップの汚れが床に移ってしまいます。
結果、黒ずみになってしまったり、傷の原因になってしまったりします。

掃除で汚れを広げてしまうという残念な結果にならないためにも、フローリングの掃除にはキレイな道具を使ってください。

また、モップや雑巾についた汚れがカビなどの温床になることもあります。
使い終わったらモップや雑巾を洗ってキレイにすることも大切です。

その他の以下の点にも注意してください。

・二度拭きが必要なクリーナーを使った場合は、必ず二度拭きを

クリーナーによっては、二度拭きが必要なものもあります。
仕上げの水拭きをしないと、フローリングがべたついてしまうこともあります。
べたついたフローリングには汚れが付着しやすくなってしまいますので、必ず二度拭きをするか、二度拭きのいらないクリーナーを使いましょう。

・フローリング用のクリーナーを使う

フローリング用でないクリーナーを使うこともあまりお勧めはしません
表面に膜が張ったようにくもってしまうことがあります。

・中性または中性に近いクリーナーを使う

「汚れがひどいから」と洗浄力の強いアルカリ性のクリーナーを使用することもNGです。
皮脂汚れなどに効果を発揮するアルカリ性のクリーナーは、フローリング表面の保護膜の変色や傷みの原因となる可能性もあります。
保護膜を守るための掃除で、保護膜を傷めてしまっては本末転倒。
中性か、pHが中性に近いクリーナーを選びましょう。

・クリーナーは適量で

クリーナーの使用量も大切なポイントです。
「たくさん使ったほうが汚れが落ちそう」と思われるかもしれませんが、フローリングは水に弱い素材です。
クリーナーの量が多すぎると、傷みや反りの原因になってしまうことがあります。
多量の水で拭き上げるのもNGなので、「適量のクリーナーと必要最低限の水」を心がけてください。

 

 

クリーナーを使うときに、「このクリーナー大丈夫?」と気になるようでしたら、部屋の隅など、目立たないところでテストしてみてください。
問題がないかを確認していれば、安心してお使いいただけると思います。

フローリングの掃除にはBona製品がおすすめ!

スウェーデンBona社は、100年以上にわたり、「フローリングメンテナンスのプロ」として世界中のフローリング専門業者やメーカーから支持されています。

フローリングを効率的にきれいに保つための家庭用製品もラインアップしています。
その代表製品であるスプレーモップは世界で累計500万本以上の販売実績を誇ります。

毎日の乾拭き掃除にはおすすめなのは以下の商品です。

・Bonaプレミアムマイクロファイバーモップ
・Bonaマイクロファイバーダスティングパッド

 

ダスティングパッドは乾拭き専用のモップパッド。
高性能なマイクロファイバーでできており、静電気を起こして細かなゴミまでしっかり絡めとります。
Bonaのモップに取り付けてモップがけするだけなので、毎日の乾拭きを楽に行えます。また、長めの毛足は、フローリングの溝のゴミやホコリにも有効です。


週に一度のクリーナー拭きにおすすめなのは以下の商品です。

・Bonaフロアクリーナー
・Bonaマイクロファイバークリーニングパッド


フローリングにBonaフロアクリーナーをスプレーして、クリーニングパッドを付けたモップで拭き上げるだけ。

洗剤成分が床面に残らないため中性クリーナーで、二度拭きの手間がかかりません。

Bonaクリーニングパッドには2種類のマイクロファイバーが使われています。この2種類のマイクロファイバーが細かいゴミを残さず吸着し汚れを分解。フローリングをピカピカに仕上げます。

クリーナーはGreenGuard Gold認証を取得しており、フローリングだけでなく、お子様やペットにも安心・安全です。

もし、ちいさなお子様がいて、よく食べこぼしをする。ペットを飼っていて頻繁にクリーナー拭きをするという方には、以下の商品もおすすめです。

・Bonaプレミアムスプレーモップ



モップとクリーナーが一体になっており、手元のレバーを握ると適量のクリーナーが床にスプレーされます。あとは、モップを動かして、拭き上げるだけです。

まとめ

繰り返しになりますが、フローリングをキレイに保つための最大のコツ。

それは、「毎日の乾拭きと週に1度のクリーナー拭き」を習慣化することです。

掃除を習慣化すれば、フローリングに汚れが定着するのを防ぐことができます。
ほとんどの場合、これだけでフローリングはキレイに保たれます。

・乾拭きは毎日、こまめに行う
・週に1回はクリーナーを使って拭き上げる


「毎日の乾拭きと週に1度のクリーナー拭き」をしていても、どうしても傷が目立って。ツヤがなくなってしまった、という場合は、ワックスを塗ることを考えてみてください。

掃除やワックスがけは、正しく行うことが大切です。自己流では効果がでないことが多々あります。
正しい掃除を習慣化するためには、ご自分にあった、使いやすい製品を選ぶことが重要です。

Bonaには、日常の掃除も定期的なお手入れも、効果的に手軽に行える製品がそろっています。
また、Bonaモップに取り付けるパッドは繰り返し洗濯機で洗って使えるので、いつでもキレイなモップで掃除することができます。

ピカピカのフローリングを手に入れるために、あなたの掃除道具にBona製品を取り入れてみませんか?

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