無垢フローリングの正しいお手入れ(メンテナンス)方法

フロアの美しさを引き出すことにフォーカスし、豊富な技術革新と知識を持つフローリングメンテナンス業界の第一人者。

スウェーデンBona社の日本代理店 株式会社オカベです。

木目や質感が美しく、高級感があり、木材本来の温かみや自然な風合いを楽しめる無垢フローリング。
木材の種類によって色合いや模様も異なり、その一点もののような美しさから、とても人気の高い床材です。

また、保温性や断熱性に優れており、季節によって湿度を調整する調湿作用もあります。

今回は、そんな無垢フローリングのお手入れについて説明します。

無垢フローリングについて知ろう

無垢フローリング


まずは無垢フローリングとはどんな特徴を持つのか確認しましょう。

「無垢フローリング」とは、天然の木材から加工して作られた床材です。

やさしい触り心地、木本来のぬくもり。そして、天然のものならではのさまざまな表情・質感。
そのような特徴から、多くの方を支持を集めています。

ただし、無垢フローリングは天然素材であるがゆえのデメリットもあります。
それは、温度や湿度の変化に影響を受けやすく、水分に弱いという点です。

冬の乾燥時期では数カ月は木が縮み、フローリングとフローリングの間にわずかな隙間ができる恐れがあります。

反対に、春や夏の湿度が高い時期には、木が伸びてその隙間が埋まるだけでなく、床が反ってしまう恐れもあります。

つまり、無垢フローリングは質の高さとデリケートさが同居した床材と言えるでしょう。

無垢フローリング 普段のお手入れ

無垢フローリングのお手入れで最も気をつけるべきポイント。
それは、モップや掃除機を使った乾拭き掃除を日常的にこまめに行うことです。

先ほど書いた通り、無垢フローリングは温湿度の影響を受けやすく、水分に弱い床材です。

洗剤はもちろん、水やお湯などの水分を、長時間フローリングの上に放置することは絶対に避けなければいけない大原則です。

つまり、「水やクリーナーを使った掃除を極力しないですむような状態を保つこと」
それが普段のお手入れでは重要になります。

モップや掃除機を使った乾拭き掃除を行う最大の目的は、細かい砂やゴミ、ホコリをフローリングの上にためないことです。

こうした汚れは、窓をあけて換気したときや外出時の衣類に付着して屋外から持ち込まれます。
汚れがある状態でフローリングを歩くと、砂や小さなゴミがサンドペーパーの代わりとなり、フローリングの表面を傷つけてしまいます。

また、ホコリは皮脂などの油汚れをくっつくと黒ずみ汚れになってしまいます。
黒ずみとなった汚れは、クリーナーや水を使った水拭き掃除をしないと落とせません。

まずは、こまめに乾拭き掃除を行っていきましょう。
そして、フローリングを傷つけない、汚れをためないようにしてください。

頑固な汚れはどう落とす?

bonaプレミアムスプレーモップ


毎日こまめに乾拭きを行っていても、汚れの付着を完全に防ぐことはできません。

汗や皮脂による汚れ、調理で発生する油汚れなど。
これらが床に付着させずに生活することは不可能だからです。

無垢フローリングの汚れを無理なく落とし、長く使うためには、床材に負担をかけないお手入れが重要です。

私たちはそのお手入れに、Bona社の製品をおすすめしています。

Bona社はフローリングに最適なメンテナンスや修復の解決策を提供しています。
また、それらに必要な製品をラインアップしています。

Bona社の推奨するお手入れで、注目すべきポイント。
それは、「マイクロファイバー」と「中性クリーナー」、「スプレー」の3つです。

ひとつひとつ詳しく見ていきます。

・マイクロファイバー

無垢フローリングに、強い力や硬い材質の道具は使えません。
マイクロファイバーは柔らかいだけでなく、繊維が細く、広い表面積を持ちます。


そのため小さな汚れもからめとりやすくなっています。

「Bonaクリーニングパッド」もマイクロファイバー製のモップパッドです、
「Bonaクリーニングパッド」に使われているマイクロファイバーは、スターファイバーという断面が星形もの。
通常のマイクロファイバーよりもさらに表面積が大きく、フローリングの汚れをすっきり取り除いてくれます。

また、2種類のマイクロファイバーを使用しているのも特徴です。
外側の濃いブルーの繊維が汚れを分解。内側の明るいブルーの繊維が汚れを吸収してくれます。
モップから床に汚れが戻ってしまう心配もありません。

・中性クリーナー

フローリングの掃除には、中性クリーナーが最適です。

アルカリ性や酸性のクリーナーは洗浄力が高いものが多く、フローリングへダメージが懸念されます。

皮脂汚れや油汚れにアルカリ性のクリーナーは効果的です。
その一方で、フローリングに塗られた塗装やワックスを傷めてしまう可能性があります。
また、フローリング本体にクリーナーが触れることで、変色してしまうこともあります。

酸性のクリーナーは木を劣化させやすい性質を持ちます。
特にワックスやコーティングが薄くなっているときに使うとさらに木を傷めてしまいます。


「Bonaフロアクリーナー」は素材にやさしく、変色や、傷めるリスクのない中性クリーナーです。

速乾性にすぐれるため、長時間フローリングに水分が付着したままになるということはありません。
また、洗剤成分が残留しないので、使用後に水拭きする必要ありません。

水分への接触を最小限に抑えることができるのです

さらに、「Bonaフロアクリーナー」は世界で最も厳しい基準を持つといわれる「GREENGUARD認証」を取得したクリーナーでもあります。

GREENGUARD認証は、空気汚染につながるVOC(揮発性有機化合物)の排出量基準に基づく室内空気環境の認証制度。
アメリカの第三者安全科学機関であるULによって規定・認証されています。

つまりBonaフロアクリーナーは空気環境や人への安全性も認められたクリーナーなのです。

・スプレー

どんなにフローリングにやさしいクリーナーも、水分であることには変わりありません。
水分はフローリングの天敵。必要最低限の水分でお手入れを完了させる必要があります。

そこで、Bonaはその手段としてスプレーの利用を推奨しています。

Bonaプレミアムスプレーモップ」は、モップとクリーナーが一体になっています。
手元のハンドルを握ると、クリーナーが噴射され、あとはモップを動かして拭き上げるだけ。
簡単に拭き掃除が完了します。

クリーナーは霧状、そして扇状に床に噴射されます。
その機構で、クリーナーの床の汚れを落とすために必要な最小限に抑えているのです。

やさしい処方の中性クリーナーと良質なマイクロファイバー。
これらは、フローリングや塗膜を傷つけず、効率的に汚れを落とすのに、とても有効な道具なのです。

他にもおすすめのBona製品があります!

bona製品で掃除をしている男性とソファに腰掛ける女性と子供


Bonaフロアクリーナーで落ちないガンコな汚れに

もし、Bonaフロアクリーナーでも落ちないしつこい汚れがあったら。

その場合は、「Bonaディープクリーナー」と「Bonaディープクリーンパッド」を組み合わせて使ってみてください。

クリーナーの安全性はそのままに洗浄力をより高めた「Bonaディープクリーナー」。
そして、かき取り力を高めた「Bonaディープクリーンパット」。

このふたつを組み合わせることで、長年たまった汚れさえもノックアウトできます。

フローリングの保護にもBona製品を

無垢フローリングには、フローリングを保護するための塗装が施されていることがほとんどです。
その保護塗装を塗り足す作業も、定期的に行う必要があります。

オイル(自然塗料)やハードワックスオイルで仕上げられたフローリングの場合。
「Bonaオイルフレッシャー」を定期的に塗ってください。
無垢フローリングの美しさと機能を長い時間にわたって保ち続けることができます。

また、UV塗装やウレタン塗装仕上げのフローリングで、傷が目立って…という場合は、「Bonaポリッシュ」をおすすめします。

UV塗装やウレタン塗装仕上げのフローリングは、すでに強固な保護膜がフローリング表面に形成されています。
そのため、改めて市販のワックスやBonaポリッシュ塗る必要性は低いです。

しかし、どうしても細かな傷が気になってしまう場合は、「Bonaポリッシュ」を塗りましょう。
「Bonaポリッシュ」が細かな傷を埋めてフラットで美しいフローリングに蘇ります。

また、「Bonaポリッシュ」は「Bonaポリッシュリムーバー」で簡単に落とすことができます。
弱アルカリ性のBonaポリッシュリムーバーは、ワックスはく離作業の際のフローリングを傷めるリスクを低減できます。

ワックスを塗るならぜひ「Bonaポリッシュ」を試してみてください。

まとめ

今回は、無垢フローリングの正しいお手入れ方法。そして、お手入れに適したBonaの製品をご紹介しました。

記事を読まれた方のなかには、無垢フローリングの「手入れの工程」に驚かれた方も多いかもしれません。
読んでいて「面倒だな」と感じてしまった方もいらっしゃるでしょう。

それは少し違います。
無垢フローリングはメンテナンスや手入れが大変なのではありません。
メンテナンスの際に、考えなければならない事項が多いことが大変なのです。

今回紹介したBonaの製品は、「床材の魅力を長い時間維持できて、簡単で効果が抜群。しかもフローリングに安全に使用できるものを」
そんなお客様の要望から生まれてきた製品です。

フローリングに安心・安全であることが大前提の商品です。

皆様が正しいお手入れ方法を理解し、 手間を惜しまずメンテナンスを楽しんでいただけるように。

ぜひ、Bona製品を取り入れてみませんか?

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