フローリングが変色! その原因と解決策

フロアの美しさを引き出すことにフォーカスし、豊富な技術革新と知識を持つフローリングメンテナンス業界の第一人者。

スウェーデンBona社の日本代理店 株式会社オカベです。

気づかない内にフローリングの色が黒くなった。
はじめの頃よりもフローリングの色が薄くなった。
フローリングで生活をしていると、そんな経験をしたことがあると思います。

このような変色が起きても、原因や解決策がわからずにそのまま放置してしまっているという人も少なくないでしょう。


今回はフローリングが変色してしまう原因とその解決策。そして、防止策について詳しくご紹介していきます。

フローリングが変色する原因


フローリングが変色してしまう主な原因には以下のようなものがあげられます。

日焼け

長時間太陽光にさらされることで、フローリングの表面に塗られた保護膜が変色することがあります。

太陽光には紫外線などのさまざまな波長が含まれています。
それらの光が、保護膜含まれる樹脂を変化させてしまいます。
その結果、フローリングが変色してしまうのです。

水分との接触

フローリングの表面は木質系の素材を水から守るために、保護剤によってコーティングされています。

しかし、水浸しで長時間放置したり、同じ場所に水滴が複数回落ちたりすると、コーティングが剥がれてしまいます。
そして、目地からフローリング内部に水分が侵食していきます。

その結果、一部が白くなったり、ひび割れを起こしたりしてしまいます。

また、調味料などであっても同じことが起こり得るので注意しましょう。

化学薬品

フローリングに塗られた保護膜は、酸性やアルカリ性など中性以外の液体に触れることで、変色する可能性があります。

特にアルカリ性の液体は、木に含まれるタンニンと反応してしまうことも。
こうなると、フローリング自体の変色なので、元に戻らない場合もあります。

フローリングの変色は自分で解決できる?


フローリングの変色を自分で解決することは難しいと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、フローリングの変色はきちんとした方法で行えば解決するものもあります。

例えば、フローリングに塗ったワックスが変色している場合。
この場合は、ワックスを塗り直すことで解決できます。

カビや油汚れによる変色の場合であれば、正しい手順でお掃除することできれいになることもあります。

フローリングの変色を発見したら、まずは丁寧に掃除をしてみてください。
ワックスを塗られている場合は、ワックスの塗り直しや、ワックスはく離作業を検討してみてください。

それでもダメな場合は、専門の施工業者への依頼をおすすめします。

変色を防止するためにできること


フローリングが変色しないように、私たちが普段からできることがいくつかあります。

・日焼け対策にカーテンを

カーテンを遮光カーテンにするなど、窓から入る太陽光を遮ってください。
紫外線によるフローリングの保護膜の変色すること防ぐことができます。

・水分の原因を推定して策を講じる

フローリングに接触する水分の原因はさまざまです。
自分で原因を推定して、その原因に応じた策を講じましょう。

例えば、窓の結露が原因と考えるなら二重サッシに変えたり、結露防止グッズを使ってみる。
観葉植物など水分を含んだものを長時間の同じ場所に置いたことが原因と考えるなら、観葉植物をフローリングに直に置かないようにする。

このように、原因に応じた対策をとることによって変色を防ぐことができます。

・油汚れをこまめに掃除をする

日常生活を送っていると、どうしても油汚れは溜まってしまいます。

素足でフローリングを歩くだけでも、皮脂がフローリングに付着します。
調理に使った油は、霧のように細かい粒子になり、フローリングや壁に付着します。

黒ずみ汚れは、こうしてたまった油汚れに、小さなゴミやホコリがくっついてできるのです。

黒ずみ汚れになる前に、定期的にクリーナーを使ってフローリングを拭き上げましょう。
おすすめの頻度は「週に1回」です。

変色した場合の掃除方法(オイル仕上げのフローリングの場合)


ひとつの例として、オイル仕上げのフローリングが変色した場合の掃除方法についてご紹介します。

【使う道具】
【掃除の手順】
  1. BonaクリーニングパッドやBonaディープクリーンパッドで汚れが落ちないを試します
    1)Bonaディープクリーナーを用意します
    2)気になるシミや汚れに、ディープクリーナーを直接スプレーします
    3)BonaクリーニングパッドやBonaディープクリーンパッドで汚れをこすります
  2. 汚れが落ちなかった場合、150mmのランダムサンダーにEパッドを取り付けて、床面を磨きます
  3. Eパッドでも汚れが落ちない場合は、Eパッドからスクラッドパッドに交換して、床面を磨きます
  4. 汚れが落ちたら、Bonaフロアクリーナーを使って掃除し、よく乾燥させてください。
  5. 乾燥後、オイルを塗布して、フローリングを保護します。


作業の様子は、こちらのYouTubeでもご覧いただけます。


シミ取りの実践作業のみを見たい場合は、7:21までスキップしてご覧ください。

まとめ

フローリングの変色はさまざまな原因によって発生しています。
そして、解決策は原因によりさまざまです。

しかし、正しい方法で掃除を行えば、解決できる変色もあります。

フローリングが変色しているが、原因がわからずどのようにすればよいのかわからない…
そんな方という人は、まずはBonaクリーニングパッドやBonaディープクリーンパッドを使って、汚れが落ちないか一度試してみてください。

それでもフローリングの変色が直らない場合
そんなときは、すぐれた技能と経験を有するBona認定クラフトマンにご相談ください!

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Bona認定クラフトマン制度は、先進的なBonaシステムを活用して最良の結果を生み出せる専門業者間に信頼できるネットワークを構築し、お客様と彼らをつなぐことを目的にスタートしました。
クラフトマンシップとカスタマーサービスの両方の面から、フローリングにアプローチしているので高いレベルでお客様の満足を得ることができると確信しております。



フローリングを正しい方法できれいな色に保ち、快適な日常生活を送っていきましょう!

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