フローリングの黒ずみ汚れはどうお掃除する? 黒ずみ汚れの原因を知って適切に対処しよう

フローリングのリノベーションからメンテナンスまで、“床”のトータルソリューションで快適な足元を提供する株式会社オカベです。弊社はフローリングメンテナンス製品で世界シェア1位のBona社の日本代理店でもあり、家庭で毎日できるフローリングの正しいお手入れを優れた製品とともに紹介しています。

フローリングで気になる汚れといえば黒ずみ汚れではないでしょうか。実は一見同じような黒ずみ汚れでもその原因にはさまざまなものがあるのです。この記事では黒ずみ汚れの原因を明らかにし、それぞれの原因に合った掃除の方法をご提案します。

 

フローリングの黒ずみ汚れの原因5選

皮脂汚れ

夏場などは室内を素足で過ごすことも多いかと思いますが、足の裏の皮脂汚れがそのままフローリングに付着し、黒ずみの原因となります。皮脂汚れはそのままにしておくと、他の汚れも付着して取れにくくなります。

ワックスの劣化

本来であればフローリングを保護する役割を果たすワックスが黒ずみの原因となることもあります。ワックスが劣化し、ワックスが剥がれてしまったフローリングは無垢の状態に近いので汚れが付着しやすくなっています。付着した汚れが蓄積されると、やがて黒ずみになります。

カビ

長期間フローリングの上に水分を含んだものを置いたままにしていると、湿度がこもりカビが生えることがあります。観葉植物や水槽などを直接置く以外にも、布団の直敷きなどでもカビが発生し、黒ずみとして残ることがあります。

拭き残し

水分はフローリングの大敵なので、飲み物や雨水等の付着をそのままにしておくと水分が浸透してカビが生え、やがて黒ずみになってしまいます。

油汚れ

料理の際に、あるいは食事の際に油が跳ねたり床に落ちたりしてそのままにしておくと、油がホコリなどを吸着して黒ずみとなってしまいます。特に料理の際の油の飛散は粒子が細かく気付かないことが多いので、目立って汚れていなくてもうっすらと付着している可能性があります。

 

掃除の前にフローリングの種類を要チェック

フローリングは大きく「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類に分類できます。

無垢フローリングとは天然木の一枚板でつくられたフローリングで、時間が経つに連れて色合いや質感が変化するので、経年変化を楽しめるのが魅力です。耐久性が高く傷がついてもサンディングでメンテナンスできるので、正しくお手入れすれば60年は長持ちします。ただし、湿気や気温の変化に弱く反りや隙間が生じやすいので、水分や極度な乾燥には要注意です。

一方、複合フローリングとは薄い木材を何枚も張り合わせてつくったフローリングで、表面は無垢の天然木になっていますが、内部に使用されている材料は集成材やMDFなどになっています。実は、日本のマンションや戸建てで使用されているフローリングはほとんどが複合フローリングになります。

フローリングの種類によって適した掃除方法が変わるので、まずはご自宅のフローリングがどちらになるのか確認してみましょう。

 

フローリングの黒ずみのお掃除方法

ここでは、日本の住宅で広く普及している複合フローリングのお掃除方法をご紹介します。

黒ずみの原因によって掃除方法が変わりますので、ご自宅のフローリングの汚れがどれになるのか見極めてから正しい方法を選びましょう。

 

お掃除方法その1:皮脂汚れ

皮脂汚れは、通常の汚れよりも頑固なので洗剤を必要とします。しかし、洗浄力の強いアルカリ性の洗剤はフローリングを傷めるので中性洗剤の使用をおすすめします。

Bonaの定番商品、BonaフロアクリーナーとBonaディープクリーナーは中性の洗剤となっており、フローリングにも私たちの肌にも負担がかかりません。使用後の水拭きもいらないので、忙しい方にピッタリです。

 

お掃除方法その2:ワックスの劣化

ワックスの劣化対策としては、古いワックスとともに黒ずみを取り除いてから再び新しいワックスを塗る作業になります。劣化したワックスを剥離するにはBonaポリッシュリムーバーがおすすめです。Bonaポリッシュリムーバーをフローリングに垂らしたら、拭き上げ専用のBonaスクラッドパッドを取り付けたBonaモップで塗り広げます。5〜10分待ったら、Bonaスクラッドパッドでゴシゴシ洗って古いワックスと黒ずみを落としてください。

 

お掃除方法その3:カビ

カビの除去には様々な専用洗剤が製品として売られていますが、くれぐれも塩素系のカビ取り洗剤は使用しないで下さい。これらのカビ取り洗剤の成分は強アルカリ性で、フローリングそのものを傷めてしまいます。

カビはフローリングのどの部分に生えてしまったかによって掃除方法が変わってきます。塗装面、つまり表面に生えてしまったのであれば汚れを落とす時と同じ要領でBonaディープクリーナーを用いて除去することができます。しかし、木そのものにカビが生えてしまった場合は、サンドペーパーなどで薄く削ることが必要です。削ってきれいにしたら仕上げ剤を塗り、フローリングの表面を保護膜でしっかり守ります。必要に応じて仕上げ剤の塗布後にワックスを塗ることもあります。

部分的なカビであればご自身でも可能な作業かと思いますが、広範囲に渡っているのであれば専門業者に依頼することをお勧めします。

 

お掃除方法その4:拭き残し

拭き残しの成分にもよりますが、油脂を含まない水分であれば中性洗剤で拭き取るだけで黒ずみは消えるでしょう。ただし、同じ箇所の慢性的な拭き残しにより水分が沈着し、黒ずみとなってしまったものはカビの可能性もあります。その場合は、表面を削るなどして根元から除去する必要があります。

 

お掃除方法その5:油汚れ

油汚れには、Bonaのディープクリーナーがおすすめです。Bonaの家庭用クリーナーの中では最も高い洗浄力を持つのがディープクリーナーです。ディープクリーナーの洗浄力の秘密は過酸化水素にあります。過酸化水素が含まれていることにより汚れが分解され高い洗浄力を発揮します。

以上、複合フローリングの汚れのお掃除方法をご紹介しましたが、無垢フローリングについては、以下の記事でご紹介していますので、合わせてお読みいただければと思います。

 

無垢フローリングの正しいお手入れ(メンテナンス)方法

 

 

お掃除の後はコーティングで黒ずみ汚れを予防しよう

黒ずみをキレイに落としたら、再度黒ずみがフローリングに付着しないように予防することも大切です。黒ずみなどの汚れの付着を予防するにはワックスがけが効果的です。

ワックスがけはなかなかの作業なので、自分でやるのは自信がないという方もいるかもしれませんが、Bona社の製品を使用すればお手軽にワックスがけ作業をすることができます。

十分に掃除をした後のフローリングにBonaポリッシュを使用します。Bonaポリッシュにはツヤ消しタイプの「マット」と、ツヤありタイプの「グロス」があり、お好みでお選びいただけます。Bonaポリッシュの塗り方は簡単です。フローリングに直接垂らしたら、Bonaクリーニングパッドで塗り広げるだけです。全体に塗り広げたら1時間ほど待って、完全に乾いたらワックスがけは完了です。

 

フローリング掃除の注意点

bonaプレミアムスプレーモップ

フローリングには中性が優しい

掃除方法と併せて洗剤選びにも気をつけたいところです。フローリング掃除で使う洗剤は中性洗剤がおすすめです。

例えば、様々な掃除に使えると言われている便利な重曹ですが、アルカリ性ですのでフローリング掃除にはあまり向きません。皮脂汚れ、油汚れを落としてくれるアルカリ性の洗剤はとても洗浄力が強いですが同時にフローリングにもダメージを与えてしまいます。また、今流行りのセスキソーダ水も重曹と炭酸ソーダを合わせた洗剤なので使用は避けたほうがよいでしょう。

そして、酸性の洗剤を使うこともNGです。酸は木を劣化させやすく、特にワックスやコーティングが薄くなっているときに使うとさらに木を傷めてしまいます。クエン酸も掃除にはよく使われますが、フローリングが白くなってしまう可能性があります。

フローリングは思った以上にデリケートなので、よほどの汚れではない限り中性洗剤で掃除をしましょう。

 

フローリングの表面を傷つけないように

適した洗剤を選択することも大事ですが、掃除道具の選択も重要です。まず、スチームモップの使用は極力避けましょう。言うまでもなく、フローリングの大敵は水分です。スチームモップの水分により木材が膨張し、反りや曲がりが起こってしまうかもしれません。ましてやスチームモップは高温の蒸気なので、木そのものだけでなくフローリングを保護している表面の塗装にも負荷がかかりますし、貼り合わせている接着剤にも影響が考えられます。

また、メラミンスポンジの使用も避けましょう。水だけで汚れが落ちるメラミンスポンジはその手頃さによって重宝されていますが、洗浄能力は強力なのでフローリング表面の塗膜やワックスまで剥がしてしまいます。黒ずみを発見したところで、安易に使用しないようにしましょう。

どうしても落ちない頑固な汚れは業者に依頼すべし

フローリングの黒ずみは、時間が経過したものやカビのように深くまで浸透しているものに関しては、ご自身で落とすことは難しいかもしれません。無理にこすったり強力な洗剤を使用したりすることによってフローリングを傷めてしまうこともあるので、どうしても落ちない汚れはプロに相談することをおすすめします。

業者を選ぶ際には、フローリングの扱いや修繕についての正しい知識を持った専門業者を見極める必要があります。そこでおすすめしたいのは、Bona社が認定している「Bona認定クラフトマン」です。私たちBona社では、優れた技能と経験を有する職人をBona認定クラフトマンとして認定しています。日本にもBona認定クラフトマンは各地におりますので、フローリングのリペア、リコートでお悩みでしたらぜひお気軽にご相談下さい。

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まとめ

フローリングの黒ずみは放置しておくと落ちにくくなるので、汚れが付着したらすぐに掃除をして除去するように心がけましょう。毎日の掃除では、フローリングを傷めない洗剤を使用して、正しい方法で掃除することが大事です。Bona製品はフローリングを傷めず環境にも優しい洗剤です。Bona製品を使用して快適なフローリング生活を手に入れてみませんか。

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