フロアの美しさを引き出すことにフォーカスし、豊富な技術革新と知識を持つフローリングメンテナンス業界の第一人者。
スウェーデンBona社の日本代理店 株式会社オカベです。
ピカピカのフローリングは、空間の質を向上させるだけでなく、生活者の心まで豊かにしてくれます。
しかし、フローリングのツヤを保つには、フローリングに対する正しい知識と毎日のケアが重要です。
少しでも手入れを怠ると、ツヤが失われ、くもってきてしまうフローリングの表面。
対処するすべが分からず放置している、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回はフローリングの「くもり」の原因と、正しい対処方法をお伝えします!
フローリングの「くもり」の原因
フローリングの「くもり」の原因は、大きく3つに分類されます。
1. 油汚れ、細かい傷などの外的要因
フローリングが「くもる」原因の一つは、汚れや傷などの外的要因です。
特に調理時に細かい粒子となって飛散する油汚れ。
油汚れは、知らず知らずのうちに床や壁に蓄積されています。
蓄積された油汚れには、ゴミやホコリといった汚れが付着しやすくなり、それを放置すると、「くもり」がどんどん進行してしまいます。
また、細かい傷も「くもり」の原因として考えられます。
フローリングは繊細な床材です。
強い衝撃を加えたり、重いものを引きずったりすると傷が付きます。
そこまでしなくても日常的な使用で細かい傷はついているものです。
例えば、ラグやカーペットを敷かずに直接フローリングにイスを置いている場合。
イスの脚をひきずる場所だけが、光沢がなく、くもったようになっていませんか?
これはイスの脚がサンドペーパーのような役割を果たし、フローリングの表面(保護膜)を削っているためです。
進行すると表面の塗装がどんどん薄くなり、フローリング本体にダメージが及ぶことになってしまいます。
2. 不適切な掃除方法
フローリングの掃除は簡単なようで奥が深いです。
使う洗剤や道具の選択も重要なポイントですが、掃除の“順序”も見落としてはいけません。
つまり、より汚れのひどい部屋を掃除してから、同じ道具を使って汚れの軽い部屋を掃除していないか?ということです。
家の中でも場所によって汚れ度合いは異なります。
どんなにすぐれたモップやパッドであっても、汚れをモップやパッドの中に完全に閉じ込めてしまうことはできません。
キッチンのように他よりも汚れがひどい場所から掃除を始めると、モップやパッドに付着した油などの汚れを、他の部屋のフローリングに広げてしまうことになります。
その結果、おうち全体のフローリングがくもってしまうのです。
3 ワックスの塗り過ぎ
フローリング愛が強すぎて、過剰にワックスを塗布していませんか?
実はこれ、NGなんです!
ワックスは適量を塗ることで保護やツヤ出しの効果を発揮します。
塗りすぎると、フローリング表面にワックスが堆積してしまい、透明度が失われてしまいます。
これが、ワックスの塗りすぎによる「くもり」につながります。
フローリングをくもらせないために~”正しい”掃除方法
フローリングの「くもり」の原因がお分かりいただけたでしょうか?
では、フローリングがくもらないようにするために、どうすればいいのでしょうか?
くもりの原因別に、その対応方法をご紹介します。
油汚れなど、フローリングの汚れによるくもり
汚れによるくもりには、ずばり!油汚れをためないことが最大のポイントです。
それには、「毎日の乾拭き掃除+週に1回のクリーナー拭き」というフローリング掃除の基本がもっとも有効です。
『汚れが軽い場所から順番に掃除をする
これを守りつつ、「毎日の乾拭き掃除+週に1回のクリーナー拭き」を実践して、くもりのないフローリングを維持しましょう。
部屋ごとに掃除に使うモップやパッドを替えるというのも、油汚れを拡散させないためには有効です。
ワックスの塗りすぎによるくもり
ワックスによるくもりを防ぐためには、「ワックスの適量を守る」これが鉄則です。
そもそもワックスというものは、フローリングにとってマストアイテムではありません。
というのも通常フローリングにはすでに仕上剤が塗布されています。
仕上剤自体が保護の役割を果たしているため、改めてワックスを塗る必要がないのです。
もし、今ご自宅のフローリングにワックスを塗っていない場合。
今後も「ワックスを塗らない」という選択肢を考えてみてください。
すでにワックスを塗られている場合は、ワックスの適量を守り、必要以上にワックスを使わないでください。
それだけで、ワックスによるくもりの多くは防ぐことができます。
細かな傷によるくもり
イスなどの家具の引きずりによる細かな傷が原因のくもりには、保護パッドや保護カバーが有効です。
様々な保護パッド、保護カバーが売られています。
イスの脚にテニスボールを付ける、といった保護方法もあります。
ぜひ探してみてください。
Bona製品で手軽に毎日のお手入れを
Bonaには、フローリングを効率的にキレイに保つための家庭用製品がラインアップされています。
毎日の乾拭きには、BonaプレミアムマイクロファイバーモップとBonaダスティングパッドをおすすめです。
高性能なマイクロファイバーが、静電気を発生させ、床に落ちた細かなゴミまでしっかり絡めとります。
長めの毛足は、フローリングの溝のゴミやホコリにも有効です。
週に1回のクリーナー拭きには、BonaクリーニングパッドとBonaフロアクリーナーがおすすめです。
フローリングにBonaフロアクリーナーを直接スプレーします。
その後して、クリーニングパッドを付けたモップで拭き上げるだけ。
洗剤成分が床面に残らないため中性クリーナーで、二度拭きの手間がかかりません。
Bonaクリーニングパッドには2種類のマイクロファイバーが使われています。
この2種類のマイクロファイバーが細かいゴミを残さず吸着し汚れを分解。フローリングをピカピカに仕上げます。
クリーナー拭きをもっと手軽に行いたいという方には、Bonaプレミアムスプレーモップもおすすめです。
モップとクリーナーが一体になったこの製品。
手元のハンドルを握ると、適量のクリーナーが放射状にスプレーされます。あとは、モップを動かして拭き上げるだけ。
面倒な掃除が少しだけ楽になりますよ!
フローリングがくもってしまったあとの対処方法
それでも、くもってしまったらどうすればいいのでしょうか?
フローリング表面の保護膜に汚れが付着して、くもって見える場合。
この場合は、Bonaディープクリーナーを使って、念入りに掃除すれば、くもりが取れることがあります。
Bonaフロアクリーナーと同様に、フローリングに直接スプレーして、Bonaクリーニングパッドで拭き上げればOKです。
これで、大抵の汚れは除去できます。
ワックスの堆積によるくもりに対しては、まずは、堆積したワックスを除去します。
Bonaポリッシュリムーバーを使って、ワックスを除去し、その後、Bonaポリッシュを塗ってください。
Bonaポリッシュマットはツヤのない仕上がりを。そしてBonaポリッシュグロスは光沢のある仕上がりを実現します。
くれぐれも塗りすぎないように注意してください!
まとめ
今回は、フローリングのくもりについてお話ししました。
フローリングがくもってしまうと、お部屋もどんよりと見えてしまいます。
気持ちのいいお部屋で快適に過ごすために…
日々のお掃除にBona製品を取り入れてみませんか?