フローリングのくもりを取り除く方法
2020.11.12 お悩み広場
フローリングのリノベーションからメンテナンスまで、“床”のトータルソリューションで快適な足元を提供する株式会社オカベです。弊社はフローリングメンテナンス製品で世界シェア1位のBona社の日本代理店でもあり、家庭で毎日できる正しいフローリングのお手入れを優れた製品とともに紹介しています。
ピカピカに光り輝くフローリングは空間の質を上げると共に生活者の心まで豊かにしますよね。しかしその光沢を保つにはフローリングに対する正しい知識と毎日のケアが重要になってきます。まるで女性のお肌のようですね。少しでも手入れを怠るとツヤが失われ、くすんで…ではなく、くもってきてしまうフローリングの表面。一度くもってしまったら為す術もなく放置している方も多いのではないでしょうか。そこで今回のコラムでは「くもり」の原因と正しい対処方法をお伝えしようと思います!
フローリングのくもりの原因は?
フローリングのくもりの原因は、大きく以下の3つに分類されます。
1 油汚れ、細かい傷などの外的要因
フローリングがくもる原因の一つとして、汚れや傷などの外的要因があります。汚れの中でも特に油汚れは調理時に細かい粒子となって飛散しているので、知らず知らずのうちに床や壁に蓄積されています。油汚れは塵や埃を吸着し、放置しておくとくもりがだんだんと進行してしまうので、毎日の清掃がくもりを防ぐ最大のポイントとなります。そして細かい傷もくもりの原因として考えられます。フローリングは繊細なので強い衝撃を加えたり重量物を引きずったりすると傷が付きますが、そこまでしなくても日常的な使用で細かい傷はついているものです。例えば椅子。ラグやカーペットを敷かずに直接椅子を置いて使用しているご家庭では、足の部分が擦れて光沢が失われてくもったようになっていませんか?これは厳密に言うと、表面が擦れてサンドペーパーで擦ったような状態になっているということです。進行すると表面の塗装が剥がれ、素足で歩くには危険な状態になってしまうので、そうなる前に適切な対処をする必要があります。
2 不適切な清掃方法(洗剤、道具、そして順序!)
フローリングの清掃は簡単なようで奥が深いです。洗剤と道具の選択を間違えないことも重要ですが、意外なところで清掃の“順序”も関係してきます。それはどういうことかと言うと、家の中でも場所によって汚れ度合いが違うので、キッチンのように他よりも汚れが多いところを最後に清掃することが鉄則ということです。どんなに吸着の良い優れたモップやパッドであっても完全に汚れを閉じ込めているわけではありません。キッチンのフローリングを最初に着手すると、モップやパッドに付着した油や調味料などの汚れを他の部屋のフローリングに薄く広げてしまうことになります。そして、広がった油汚れに塵や埃が乗っかり全体的にくもったようになってしまうという結果に。清掃しているのに余計に汚れてしまって本末転倒ですよね。ちょっとしたことですがフローリングの清掃をする時は部屋の順序を意識することが大事ということです。
または、キッチンとその他の場所では、使用するクリーニングパッドを替えるのもひとつの方法です。順序を替える、パッドを替える、どちらの方法でも構いませんが、油汚れを拡散させないよう注意しましょう。
3 ワックスの塗り過ぎ
フローリング愛が強すぎて、その光沢を守りたい一心で過剰にワックスを塗布していませんか?実はこれ、NGなんです!ワックスは適量を塗ることで保護やツヤ出しの効果を発揮しますが、塗りすぎると表面にワックスが堆積して、逆に透明度が失われてくもってしまいます。そもそもワックスというものは、フローリングにとってマストアイテムではありません。というのも通常フローリングには仕上げ剤が塗布されており、仕上げ剤自体が保護の役割も果たしているからです。
ワックスの最大の目的は、床材の保護、次に美観の維持です。塗り過ぎると美観はかえって失われてしまいますので、くれぐれも塗りすぎには注意してください。
毎日の“正しい”清掃がフローリングのくもりを取り除く
フローリングのくもりの原因がわかったところで次は対策です。くもりを取り除く方法をお伝えする前に、くもらないために毎日できる手軽なお手入れからお伝えします。
毎日のお手入れとしては、フローリング専用クリーナーによるこまめな清掃です。フローリングは水分に弱いので、雑巾による水拭きやモップがけは基本NGです。Bonaフロアクリーナーを軽くスプレーしてBonaクリーニングパッドで拭き取り必要最低限の水分で清掃して下さい。そして清掃道具は洗い立てのものを使用しましょう。Bonaクリーニングパッドはモップ本体から取り外し可能で、500回の洗濯にも耐えるほど丈夫なものになっております。毎回の清掃後には気兼ねなく洗濯機で洗い、次に使う時は洗い立てというローテーションが可能です。
それでも、くもってしまったらどうするか。保護膜に付着した汚れによるくもりであればBonaディープクリーナーを使用した念入りな清掃で対処できます。Bonaフロアクリーナーと同様にスプレーしてBonaクリーニングパッドで拭き取れば大抵の汚れは除去できます。
ワックスの堆積によるくもりに対しては、過剰に塗りすぎたワックスをBonaポリッシュリムーバーで除去した後に、Bonaポリッシュを塗ってください。Bonaポリッシュマットはツヤのない仕上がりを、そしてBonaポリッシュグロスは光沢のある仕上がりを実現します。くれぐれも塗りすぎないように注意ですよ!
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