フローリングのワックス剥がしの正しい方法とは? ワックスを塗り直す理由や剥離剤の選び方まで紹介

フローリングのリノベーションからメンテナンスまで、“床”のトータルソリューションで快適な足元を提供する株式会社オカベです。弊社はフローリングメンテナンス製品で世界シェア1位のBona社の日本代理店でもあり、家庭で毎日できる正しいフローリングのお手入れを優れた製品とともに紹介しています。

Withコロナでお家時間が増え、自宅を快適にしようと考える方が増えています。その際に、フローリングのワックスが剥がれたり傷ついてきたりしており、それを修繕しようと考えている方もいると思います。しかし、ワックスを新しく塗り直すためにワックスを全て剥がそうとしても、正しい剥がし方がわからず困ってしまうということがありますよね。

今回は、フローリングのワックスの正しい剥がし方やワックスを塗り直さなければいけない理由、剥離剤の選び方について詳しくお話しさせていただきます。

そもそもワックスはなぜ必要なのか

・フローリングへの傷を防ぐ

ワックスをかけることで、フローリングへ傷がつくことを防ぐことができます。普段の生活で、ついてしまう可能性が高い、掃除機をかけた際の傷やペットのひっかき傷、ホコリやゴミなどによる細かい傷を防ぐことができます。このような細かい傷は、徐々に積み重なっていき、ざらざらしたり、水気を吸いやすくなってしまったりよりフローリングが傷つきやすくなる原因となってしまいます。ただし、ワックスをかけたとしても椅子を引きずったり重いものを落とすなどの衝撃による傷は防ぐことができないので、注意が必要です。

 

・フローリングへの汚れを付きにくくする

ワックスをかけると表面がコーティングされた状態になるので、フローリングに汚れが付着するのを防ぐことができます。ワックスはフローリングの表面の小さな凹凸を埋めてくれるため、フローリングが平らな状態になります。この状態では、汚れがつきにくくなったり、お掃除がしやすくなったりします。このようにワックスをかけることでフローリングの汚れ予防にもつながります。

 

・フローリングに光沢が出る

かけるワックスの種類によってはフローリングをピカピカの光沢のある状態にすることも可能です。もちろん、人それぞれの好みですが光沢があることで部屋全体の印象が変わったり、美しく感じるということもあるでしょう。この光沢はワックスをかけることで、フローリングの表面が均一になり生まれているものです。ワックスの被膜は比較的柔らかいため、細かな傷が被膜につくと徐々にこの光沢も失われていきます。

 

注意:必ずしもワックスがけが必要というわけではない、ワックスがけしてはいけないフローリングも

最近ではワックスフリータイプのフローリングがあります。そのようなフローリングにワックスがけをしてしまうと、かえって汚れやすくなってしまったり、滑りやすくなってしまったりする可能性があります。また、そのような状態になってしまった際には、ワックスを一度剥離しなければならなくなります。

 

なぜワックスを塗り直さなければいけないの?

フローリングに塗られたワックスは、歩いたり、ものを引きずったりなど、生活する中で少しずつ傷がつき、剥がれていきます。それを放置すると、最後にはフローリングの表面が露出し、フローリングそのものに傷がついてしまう可能性もあります。また、ワックスの傷に汚れが入り込んだり、傷によって光の反射度合いが変わることで、床が汚れてくすんで見えることもあります。そのような傷ついたワックスの表面を保護するために、新しくワックスを塗り直す必要があります。

 

ワックスを塗り直す際には必ずワックスを剥がさなくてはいけない?

・毎回剥がさなくてはいけない、というわけではない

ワックスを新しく塗り直す際に、毎回既存のワックスを剥がさなければいけないかというとそうではありません。ワックスを剥がす剥離剤はそれ自体が強力なので、ともするとフローリング自体を傷めてしまう可能性もあります。既存のワックスの上に重ね塗りをするだけでも、失われたワックスの効果はある程度取り戻すことができます。

 

・重ね塗りし続けるのはNG

そうはいっても、重ね塗りを続けてしまうと、今度は床の汚れや黒ずみが気になってきてしまう可能性があります。床をきれいにしてからワックスを重ね塗りしたつもりでも、多少の汚れは取り切れずに残るもの。その汚れの上から新しいワックスを塗ってしまうと、汚れがワックスとワックスの間にはさまった状態になるので、拭き掃除では取り除くことができません。また、表面に凹凸ができたり滑りやすくなったりする可能性もあります。ですので、ワックスの効果を最大限に発揮をするために、重ね塗りをし続けるのではなく、定期的にワックスを剥がしてから新しくワックスを塗り直すようにしましょう。

 

フローリングのワックス剥がしの正しい方法

ワックス剥がしをする際に用意すべきもの

・ワックスを除去するための剥離剤

・スポンジまたは雑巾

・ブラシ

・バケツ

・ゴム手袋

剥がしたワックスを直接触ってしまうと肌が傷ついてしまう可能性があるので、ゴム手袋を着用するようにしましょう。また、広範囲のワックスを剥がす場合には雑巾を多めに用意しておくようにしましょう。

 

1.まずはフローリングのお掃除を

剥離剤を使用してワックスを剥がしていく前に、まずフローリングを乾拭きしてフローリング表面の埃や塵をしっかりと除去しましょう。乾拭きをするのが手間だという方は、BonaプレミアムスプレーモップBonaダスティングパッドを取り付けてモップをかけることで、簡単に埃や塵を除去することができます。その後、Bonaクリーニングパッドに付け替えて、クリーナーで拭き上げます。

 

2.剥離剤を使ってワックスを剥がす

次に剥離剤をフローリングに塗っていきます。少量の水を含ませたスポンジで剥離剤を塗り広げて、5分間ほど放置します。スポンジで剥離剤を塗り広げていくのが大変だから、モップなどを使用して立ちながら作業したいという方は、水で5倍に薄めたBonaポリッシュリムーバーを床に垂らし、スクラブパッドを取り付けたBonaモップでリムーバーを塗り広げることで、立ちながら作業することができます。

 

3.最後にタオルで拭き上げ

剥離剤を塗って5分間ほど経過したら雑巾で拭き取り、綺麗なタオルで拭き上げましょう。Bona製品を使用している場合は、スクラブパッドでフローリング表面をゴシゴシ洗い、水で絞ったBonaクリーニングパッドでしっかり拭き取りましょう。古いワックスがきれいに落ちたら、Bonaプレミアムスプレーモップを使ってクリーナーをスプレーして、Bonaクリーニングパッドで拭き上げてください。フローリングが乾燥したら、BonaポリッシュをBonaクリーニングパッドで塗り広げていきます。Bonaポリッシュが乾くまで1時間ほど放置したら、作業は完了です!

ワックスを剥がしたまま放置してしまうと、フローリングの床材に汚れが付着した状態になる可能性があるので、ワックスを剥がしたらしっかりと掃除しましょう。

フローリングのワックス剥がしで注意すべきポイント

・ワックスの剥離剤はアルカリ度に注意

フローリングのワックスを剥がす際にはフローリング専用の剥離剤を使用すると思いますが、その際には剥離剤のアルカリ度に注意をして選ぶようにしましょう。市販の剥離剤には優しい物から強い物まで幅広くあるので、強い物を選んでしまうとフローリングにダメージを与えてしまう可能性があります。そのため、フローリングの剥離剤を選ぶ際には、なるべくpHが低く中性に近い物を選ぶようにしましょう。

おすすめは先ほども紹介したBonaポリッシュリムーバーです。

 

・水の量にも注意

基本的にフローリングは水に弱いです。ですので、ワックスを剥がしていく際には水を多く使用しすぎないように注意をして行っていきましょう。

 

・小さい範囲に区切って少しずつワックス剥がしをするのがおすすめ

ワックスを剥がしていく際に、一気に大きな範囲に剥離剤を塗り広げてしまうと、フローリングに長時間水分が滞留してしまうことになるので、変色や変形の原因になってしまう恐れがあります。そのため、広範囲のワックスを剥がしていく際には小さい範囲に区切り、少しずつ剥がしていくようにしましょう。時間は一気にやるよりかはかかってしまいますが、フローリングを劣化させないためには必要なことなので、この方法をおすすめします。

 

・ワックス剥がしにスチームクリーナーはほとんど意味がない

スチームクリーナーで古いワックスを剥がせるのではないかと思う方もいると思いますが、実はほとんど意味がありません。多くの市販ワックスは合成樹脂からできており、樹脂でフローリング表面をコーティングし、汚れが入り込むのを防いでいます。スチームクリーナーの機能は高温で汚れを落とすことです。そのため、スチームクリーナーでは樹脂系のワックスを剥がすことはできません。

 

フローリングのワックス剥がし、日々のお手入れにもBona製品がおすすめ

フローリングのワックスをきれいに剥がしたい方は、Bona製品を取り入れて作業を簡略化しませんか?Bonaには普段の掃除から念入りな掃除までフローリングメンテナンスに必要な道具が揃っています。

ワックス剥がしに使えるBona製品を改めてご紹介します。

Bonaポリッシュリムーバー

Bonaプレミアムスプレーモップ

Bonaダスティングパッド

Bonaクリーニングパッド

・Bona ポリッシュ グロスマット

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