フローリングのリノベーションからメンテナンスまで、“床”のトータルソリューションで快適な足元を提供する株式会社オカベです。弊社はフローリングメンテナンス製品で世界シェア1位のBona社の日本代理店でもあり、家庭で毎日できる正しいフローリングのお手入れを優れた製品とともに紹介しています。
今回は、念入りに床をキレイにしたい時に重宝する「スチームモップ」についてご紹介します。
スチームモップとは?どのような仕組みでキレイにする?

スチームモップについて少しおさらいしましょう。
スチームモップとは簡単に説明すると、「洗剤を使わずに高温の蒸気によりしつこい汚れを落とせる掃除道具」です。約100度の蒸気=スチームで汚れを柔らかくしてから拭き取り、高温による除菌・防カビ効果もあると言われているので近年注目されています。高圧洗浄機のように水が飛び散ることもなく、大きな音が出ることもないので、室内で使用することが可能です。床や壁だけではなくソファーなどにも使えることから、室内で幅広く活躍できる利便性の高い掃除道具として人気があります。
スチームモップとフローリングの相性は悪い?

スチームモップとフローリングの相性は決して良いものではありません。そもそも木は生きているときは水分を多く含んでいて、樹種によって差はありますが、生きている木の含水率はおよそ40%から300%と言われています。それらを伐採し、ゆっくりと乾燥させることで含水率を低くし、出荷後に反りや曲がりが起こらない程度にまで安定させていきます。ちなみにフローリング用の建材にするには最終的に含水率を8パーセント程度にまで下げます。
このように十分に乾燥させたフローリングにまた水を含ませたらどうなるでしょう。再び膨張し、反りや曲がりが起こってしまうかもしれません。ましてやスチームモップは高温の蒸気なので、木そのものだけでなくフローリングを保護している表面の塗装にも負荷がかかりますし、貼り合わせている接着剤にも影響が考えられます。
では、具体的にフローリングの種類ごとにスチームモップとの相性をみていきましょう。
無垢フローリング
無垢材を使用した一枚木でできた床材や、厚張りの単板を使用した床材が無垢フローリングです。塗膜やワックスなどで表面が保護されており、ある程度の防水機能はありますが、フローリングの繋ぎ目から水分が侵入することによって膨張し、再び乾燥する時に反りや割れが起こることがあります。
住宅用フローリング
木質系フロアやシートフローリング、フロアとも呼ばれます。表面のコンマ数ミリのみに木材(近年は特殊印刷紙)を使用して、中は集成材や合板やMDFを使用しています。欧米では無垢フローリングが主流ですが、日本のマンションや住宅に流通しているフローリングの9割近くは後者の住宅用フローリングです。住宅用フローリングが水分を含むと、木材同士を貼り合わせている接着剤が剥がれてしまいます。また、貼り合わせているそれぞれの木材の膨張率が異なるので、膨張するだけで木材同士が引っ張られ、割れたり剥がれたりすることもあります。
フローリングをお手軽、綺麗に保つにはBona製品がおすすめ

スチームモップを使わずに、フローリングをキレイに保つにはBona製品を使って正しくお手入れすることがおすすめです。
フローリングの汚れを無理なく落とし、長く使うためには、床材に負担をかけないお手入れが重要です。Bona社の推奨するお手入れには「Bona クリーニングパッド」と「Bonaフロアクリーナー」と「Bonaプレミアムスプレーモップ」の3つが最適です。
無垢フローリングには
無垢フローリングのように、強い力や硬い材質の道具を使うと傷がついてしまうようなデリケートな素材の汚れを、高品質で繊細なマイクロファイバーを使用した「Bona クリーニングパッド」はしっかりとかき取ります。中性である「Bonaフロアクリーナー」は素材にやさしく、変色や、傷めるリスクがありません。また、このクリーナーは予めフローリングへの安全性が承認された処方で製造されているので、使用後の水拭きも必要ありません。
水分の使い過ぎには要注意
ただし、フローリングにやさしいグッズを使用してお手入れするうえでも注意点が存在します。たとえフローリングにぴったりなクリーナーと言っても、水分の使用が避けられないことです。水分はフローリングの変形の原因になるため、必要最低限の水分でお手入れを完了させましょう。Bonaはその手段としてスプレーの利用を推奨しています。
Bonaプレミアムスプレーモップは、モップとクリーナーが合体しており、クリーナーとモップを効率よく、同時に使うことが出来ます。
高性能なマイクロファイバー
モップには「Starfiber®」という、断面が星形のマイクロファイバーを採用しています。このマイクロファイバーは表面積が大きいので、小さな汚れも絡め取りやすくなっています。また衣服に使用される高性能なマイクロファイバーを採用しているため、繊維が非常に細かく形状も安定しており、清掃用途に多く見られるB等級以下のマイクロファイバーを遙かに上回ります。
スプレーが最適
肝心の水分に関する問題ですが、Bonaプレミアムスプレーモップはクリーナーを細かく霧状に、扇状に床にスプレーします。つまり、床の汚れを落とすための水分を最低限に抑えることができるのです。クリーナーの成分も木材や塗膜を傷つけない優しいもので、良質なマイクロファイバーのおかげで床や塗膜を傷つけずにお手入れができます。以下のコラムでは、汚れの種類別に詳しいお手入れ方法をご紹介していますので、ぜひご一読下さい。
まとめ
ホームセンターやスーパーには家庭用洗剤が種類豊富にありますよね。手に取って、説明書きを読んで、場合によっては店員さんに尋ねて…なんてことしていたら日が暮れてしまいます。成分を見ても効能を聞いても、結局どれが良いのかわからないですよね。
市販製品は玉石混交で、正しく選べばきちんと効果があらわれますが、汚れを落とす力が強い製品=良い製品とは限りません。強力な成分の中には人体にも良くないどころか、地球環境にも悪影響を及ぼすものまであります。特に欧米では洗剤、薬剤に対する基準が厳しく、人体にも環境にも害がなく、十分に安全性が認められたものは、GREENGUARDやREACH規則、CLP規則などの安全基準を定めてラベリングしています。
私たち株式会社オカベが日本代理店を務めるBona社は、環境先進国スウェーデンに本社があり、どの製品も厳しい検査基準をクリアしたものになっております。家庭用洗剤はエタノールや防腐剤、そして大気汚染の原因となるVOC(揮発性有機化合物)の含有率を極限まで少なくしているので、体にも地球にも大きな負担がありません。まず、製品としての安心・安全。その次に効能・効果があると考えております。
フローリングのお手入れに関しても、素材別、汚れの種類別に最適な製品を豊富に用意しておりますので、ご自宅のフローリングの状態にぴったりな製品を見つけることができるかと思います。ご自宅のフローリングを長くキレイに保ちたい方は、ぜひBona製品をお試し下さい。