フローリングのリノベーションからメンテナンスまで、“床”のトータルソリューションで快適な足元を提供する株式会社オカベです。弊社はフローリングメンテナンス製品で世界シェア1位のBona社の日本代理店でもあり、家庭で毎日できる正しいフローリングのお手入れを優れた製品とともに紹介しています。
今回のテーマはフローリングの“ベタつき”です。思い当たる節はないのに、フローリングが急にベタついて困ったことはありませんか?この記事ではフローリングのベタつき原因と対処法を紹介し、フローリングを綺麗に保つ方法をお教えます!

フローリングがベタつく原因は?
油分
油分はフローリングのベタつきの原因の一つです。「オイルミスト」という言葉をご存じですか?料理などで油を熱するとその場に油がはねるだけでなく、油を含む水蒸気が発生します。これがオイルミストです。オイルミストはキッチンだけでなくリビングなど部屋のいたるところに流れていき、ベタつきを発生させてしまいます。油を使った料理をした後、キッチン以外の部屋のフローリングもベタついた感じがするのはこのオイルミストが原因です。
皮脂
裸足でフローリングの上を歩くなどで素肌がフローリングに触れると、皮膚から分泌された皮脂が付着してしまいます。拭き取らずに放っておくと、皮脂は空気に触れて酸化し、フローリングに黒ずみが出てしまいます。特に夏のような蒸し暑い季節は素肌をさらす機会が多いため、より皮脂による黒ずみが発生しやすくなります。
湿気
湿気が多いとフローリングのベタつきも多くなりやすく、特に梅雨や夏の間は季節の影響でベタつきがよく発生します。足裏から出る汗もフローリングに湿気を与えます。さらに、足裏にはシラス属、スタフォロコッカス属などの常在菌がおり、この常在菌もフローリングのベタつきの原因になります。梅雨や夏の期間になると、暑いからと言って靴下を脱いで生活する人が多いですが、それによる足裏の汗と常在菌もフローリングに悪影響を与えているのです。
ワックスの劣化
ワックスはフローリングにツヤを与えるだけでなく、フローリングを油分やごみ、ホコリから守ってくれます。しかし、ワックスは人やペット、家具などが通るたびに摩擦によって剥がれ、劣化してしまいます。劣化が進むほど、汚れや水分はつきやすくなるため、フローリングがベタつきやすくなるのです。
原因別ベタつき対策
油・皮脂が原因の場合
まずは、市販の住宅用洗剤で拭き掃除をしましょう。ただし、フローリングは水分に弱いため、洗剤の使い過ぎや水分をたっぷり含んだ雑巾で拭くことは避けてください。もし、水分が染み込むとそのままシミになってしまう恐れがあります。洗剤は使用法を守り、硬く絞った雑巾で拭くだけで十分掃除ができます。拭き掃除が終わったら、乾拭きも忘れずに行いましょう。
また、多くの住宅用洗剤は弱アルカリ性です。お掃除の際によくおすすめされる重曹も弱アルカリ性で油や皮脂によるベタつきには有効であるとされています。しかし、アルカリ性の洗剤はフローリングやコーティングを傷つけてしまう恐れがあるということに注意してください。Bonaとしては、洗剤は中性のものをおすすめしています。お掃除の際、どのような洗剤を使うべきかについてはフローリング掃除には中性洗剤がおすすめ!をご覧ください。
湿気が原因の場合
水分の吸着を防ぐことが、湿気からくるベタつきの一番の対策です。床をから拭きするなどして、汚れや水分を取り除きましょう。湿度そのものを下げるために部屋の換気をし、エアコンでドライ運転をするなども効果的です。また、ベタつきにくい床材を使うという方法もあります。無垢フローリングはお手入れや取り扱いが大変だというデメリットがありますが、ほかのフローリングに比べ梅雨の時期でもベタつきにくいという特徴があります。
ワックスの劣化が原因の場合
ワックスの劣化は定期的に重ね塗りをすることで抑えることができます。何回ワックスを塗りなおしてもベタつきが続く場合はワックスはがしを試してみましょう。ワックスはがしは一度古いワックスを全てはがし、一から新しいワックスを塗りなおすという方法。かなりの労力と時間を必要とするので、プロの方に頼むことをオススメします。
フローリングを綺麗に保つには
普段からのお手入れがポイント
フローリングをべたつかない様にするには、普段からこまめに掃除することが大切です。掃除におすすめの時間帯は、宙に舞っていたほこりがフローリングに落ちたころです。人の移動が激しくない朝早くや帰宅した直後がおすすめです。床を拭き取り、それでも取れなかったホコリやゴミを掃除機で吸い取れば完璧です。
ゴミやホコリを取った後にできるもう一つのお手入れは水拭きです。砂や泥、皮脂や油などの汚れもフローリングのベタつきにつながります。無塗装のフローリングでない場合には水拭きも1週間に1回を目安に行いましょう。水拭きが済んだ後の乾拭きも忘れずに行いましょう。
定期的にワックスを掛ける
ワックスはフローリングの凸凹を覆うことで小さなごみや油脂が隙間に入らないように保護してくれます。定期的なワックス掛けでワックスの劣化を防ぐこともフローリングを綺麗に保つことにつながります。とはいえ、すべてのフローリングがワックスがけに適しているわけではないということにも注意してください。そもそもワックスを塗る必要のないフローリングや、そもそもワックスを塗る必要のないフローリングでは、ワックスの劣化というベタつきの要因が1つ増えてしまう恐れがあります。既にワックスが塗られているフローリングであれば定期的にワックスがけすることでフローリングを綺麗に保つことができますので、ワックスがけを検討する際には、そのメリット・デメリットを十分に理解しましょう。
ワックスをかける場合にはフローリングの木目に沿ってムラが出ないように掛けていきます。二度塗りする必要が出た際は、最初に塗ったワックスが完全に乾くまで待ちましょう。乾いていない状態で上塗りすると、ムラの原因になります。
フローリングのお手入れ・お掃除ならBonaがおすすめ
おすすめの掃除方法
フローリングのベタつきを解消してサラサラにするには、ずばり「正しい道具」「正しい洗剤」この2つに忠実になれば良いのです!どちらか一方ではダメ。道具と洗剤、どちらも重要なのです。
<道具編>
皆さん清掃道具は何を使っていますか?フローリングのベタつきであれば雑巾でお掃除することがおすすめされていることが多いようです。
雑巾で水拭きする。その際に、注意しなくてはいけないのは、雑巾が含んだ水分です。フローリングは木材であり、基本的には水に弱い素材となっています。(無塗装のフローリングなどそもそも水拭きしてはいけないフローリングも存在します。)そんなフローリングをたっぷりと水を含んだ雑巾やモップで水拭きしてしまうと、お掃除で綺麗にするつもりが、一転フローリングにダメージを与えてしまうことになります。雑巾であれば、硬くなるまでしっかりと絞ってから水拭きすることでダメージを与えることなく綺麗にすることができます。とはいえ雑巾で隅々までお掃除するのは大変ですよね。
そこでおすすめしたいのは、Bonaのモップの数々です。Bonaのモップはマイクロファイバーでできたパッドを装着して使用します。マイクロファイバーとはその名の通り通常の繊維よりも細く、さらにその繊維の断面が星型になっているので(スターファイバーという登録商標です)、表面積が大きくなり汚れや目に見えないホコリも絡めとります。また耐久性にも優れていて、使用後のパッドは洗濯機で500回以上、繰り返し洗って使用することができます。フローリングをサラサラ・キレイに保ちたい方は、Bonaのモップを掃除に取り入れるのがオススメです。

<洗剤編>
洗剤はpH(酸性・アルカリ性の程度)に注目です。皮脂汚れ・油汚れに効果てきめんなのはアルカリ性の洗剤ですが、アルカリ性洗剤は洗浄力が強い反面、素材を傷めるリスクがあります。市販の住居用洗剤は弱アルカリ性のものが多いですが、これが塩素系の漂白剤になればアルカリ度はさらに強くなりフローリング自体を傷めてしまいます。フローリングは酸にもアルカリにも弱いデリケートな天然素材ですので汚れは洗剤の強さに頼らずに落としたいものです。そこでまたまたBonaの洗剤になります。Bonaの定番商品、Bonaフロアクリーナー、Bonaディープクリーナーはそれぞれ中性、弱酸性の洗剤となっています。これらの製品はスプレーを採用しています。最小限の水分でお掃除が可能なため、速乾性も高くフローリングへ負担がかかりません。塗装やワックスにもダメージがなく、日常使いが可能です。そしてBonaのクリーナー類は界面活性剤の含有率を極限まで低く抑えているので、洗剤がフローリングに残留することもありません。Bonaのクリーナーでサッと掃除するだけで、べたついていたフローリングがすぐにサラサラに仕上がります。使用後の水拭きがいらないBonaのクリーナーは忙しい方にぴったりですね。
日々のお掃除にはBonaがおすすめ
フローリングをサラサラ・キレイにキープするためには、「毎日の乾拭き」「週に一回のクリーナー」でお手入れするのがオススメ。一見汚れて見えないフローリングでも、べたつきの原因となる汚れがついているのが一般的です。日常的に乾拭きして、汚れが定着しないようにしましょう。Bonaのモップにダスティングパッドを取り付ければ、簡単に乾拭きできます。ダスティングパッドは高性能なマイクロファイバーで微細なゴミまでキャッチするので、ホコリやアレルゲンを舞い上げる心配がありません。
毎日乾拭きしたら、週に一度は部屋の隅やフローリングの隙間までクリーナーでしっかり拭き上げましょう。オススメなのは、Bonaのフロアクリーナーをフローリングにスプレーして、Bonaクリーニングパッドで拭き上げる方法。BonaクリーニングパッドはBonaモップに取り付けられるので、スプレーした後は立ったままBonaモップをかけるだけです。汚れがひどいときは、洗浄力が強いBonaディープクリーナーを使えば簡単キレイに汚れを落とせますよ。
日々のお手入れを続けてきて、どうしても傷が気になるようでしたら、ワックスを塗布するという選択肢もあります。ワックスを塗布することで傷が目立たなくなることもあるのです。そのような場合数か月に一度はフローリングにワックスを塗りましょう。ワックスを塗布する際はフローリングに落ちた塵や埃を乾拭きでしっかり除去し、クリーナーで汚れをキレイに落としてから塗るのが鉄則です。BonaポリッシュならBonaモップを使って簡単に塗布できるので、初めての人でも均一・キレイに仕上がります。
フローリングの汚れは時間が経つほど落ちにくくなりますし、掃除で落ちないほど汚れがひどくなってしまえば張替えないとキレイにはなりません。使いやすい道具を使ってフローリングをこまめにお手入れして、べたつき汚れ知らずのサラサラな状態にキープしましょう。
まとめ
以上がフローリングのベタつき原因と対処法の紹介です!フローリングは油脂や湿気、ワックスの劣化でベタついてしまいます。これを防ぐには毎日のお手入れが必要ですが、仕事や子育てで大忙しな方にとっては大変ですよね?Bonaの製品はそんな時間がないけどしっかりフローリングのお手入れがしたいという方をしっかりサポートしてくれます!この記事を読んで気になった方は、ぜひ下記の関連商品から自分にぴったりのBona製品を探してみてください!