フロアの美しさを引き出すことにフォーカスし、豊富な技術革新と知識を持つフローリングメンテナンス業界の第一人者。
スウェーデンBona社の日本代理店 株式会社オカベです。
突然ですが、皆さんはフローリングの正しい掃除方法を知っていますか?
フローリングは畳や絨毯のように塵や埃が奥に入ってしまうことがありません。
つまり、目に見えている状態が全てです。
日常的なお手入れとしてはモップでサーっと乾拭きをするか、掃除機をかける。(今の時代はロボット式かもしれませんね)
あるいは雑巾掛けをするといったところでしょうか。
汚れの程度によっても掃除方法は変わってくるでしょう。
しかし、いほとんどの方はそれが正しい方法かどうか分からず、あくまで自己流でやっているのではないでしょうか。
フローリングは正しく清掃することで驚くほど長持ちします。
今回はまさに“目からウロコ!”の正しい清掃方法についてお話しいたします。
なぜ「正しい掃除」が重要なのか?
その答えの前に、まず日本に流通しているフローリングについて少しだけ説明したいと思います。
フローリングはその構造によって大きく2つに分類されます。
一つは「無垢フローリング」に代表される無垢系のフローリング。
無垢材を使用した一枚木でできた床材や、厚張りの単板を使用した床材です。
もう一つは「住宅用フローリング」。
木質系フロアやシートフローリング、フロアとも呼ばれます。
表面のコンマ数ミリのみに木材(または近年は特殊印刷紙)を使用して、中は集成材や合板、MDFを使用しています。
欧米では前者が主流です。
しかし、日本のマンションや住宅に流通している9割近くは後者の住宅用フローリング。
日本においては、住宅用フローリングの手入れとは、この表面のコンマ数ミリを長くキレイに維持することなのです。
無垢フローリングであれば、掃除では取れない汚れや傷がついた場合に表面を削ってリノベーションすることも可能です。
表面層の厚みにもよりますが、無垢フローリングであれば10年~20年に一度、合計4回くらいはこのような方法で修復が可能です。
しかし、日本の住宅やマンションに多く見られる住宅用フローリングではこうはいきません。
無垢フローリングのようにサンディングはできないため、致命的な傷や汚れに対しては「張り替え」で対処することになります。
しかし、「張り替え」は簡単な話ではありません。
所狭しと置いてある家具類を移動させなければいけません。
巾木を貼り替えたり、キッチンの移設をしないといけないかもしれません。
つまり、「張り替え」には大きな覚悟が必要なのです。(もちろん大きなお金も…)
気軽にリノベーションができないからこそ、できるだけ長い間キレイに保つための「正しい掃除」が重要になるのです。
下の例を見てください。
どちらも間違ったメンテナンスがもたらした結果です。
こうなっては、もう取り返しがつきません。
経年劣化を遅らせるため、そして、致命的な傷や汚れを回避するためにも。
「正しい掃除方法」を知ることの重要性が分かっていただけたかと思います。
“正しい掃除”のための”正しい掃除道具”
では、「正しい掃除」を行うためにはどうすればいいのでしょうか?
「正しい掃除」にはまず「正しい掃除道具を選ぶこと」が大切です。
モップなどのツール。用途によって細かく分かれた洗剤。
世の中には多種多様な掃除道具があります。
多くありすぎてどれを使えばいいか分からない! そんな声もよく聞きます。
そこでおすすめしたいのがBona社の製品です。
Bona社はフローリングのメンテナンスに特化した業界世界シェア1位のメーカー。
フローリングの全てを知り尽くしていると言っても過言ではありません。
木の特性を理解し、素材を傷めない。さらに、人体にも環境にも負荷がかからない製品を開発しています。
欧米では洗剤に対する基準が厳しく、人体にも環境に害がなく十分に安全性が認められたものは、GREENGUARDやREACH規則、CLP規則などの安全基準を定めてラベリングしています。
環境先進国スウェーデンに本社を置くBona社の製品は、これらの厳しい検査基準をクリアしています。
家庭用の製品はエタノールや防腐剤、そして大気汚染の原因となるVOC(揮発性有機化合物)の含有率。
これらを極限まで少なくしています。
まず、製品としての安心・安全。その次に効能・効果があるとBonaは考えています。
地球環境にやさしい。
人にやさしい。
そして、フローリングにやさしい。
Bona製品がすぐれているのは、これらがすべて並び立っている点なのです。
掃除方法ごとに最適なBona製品を選びましょう!
フローリングは日常的なお手入れで、傷や汚れの大部分を防ぐことができます。
さらに定期的なお手入れを組み合わせることで、驚くほど長持ちさせることができます。
フローリングの種類や掃除方法にあわせて最適なBona製品を使い分けてください。
Bonaの製品群は、毎日の拭き掃除から年に数回の大掃除まで広く対応できます。
毎日のお手入れには
フローリングのゴミやホコリは毎日の乾拭き掃除で取り除きましょう。
乾拭き掃除におすすめなのは、Bonaモップと乾拭き専用のBonaダスティングパッド。
Bonaダスティングパッドは、フローリングの表面を傷つけることなくしっかりとホコリを取り除くことができます。
Bonaモップを床から持ち上げず、一方向に押しがけしてください。
高性能なマイクロファイバーが、静電気を発生させ、フローリングのゴミをしっかりキャッチします。
さらには、アレルギーの原因となるような微細なホコリまでキレイに除去できます。
乾拭き掃除には、掃除機やほうきを使っても構いません。
しかし、ほうきはホコリを押しやるだけになってしまいます。
掃除機は、その排気で細かいホコリを空気中に舞いあげてしまいます。
また、掃除機のキャスターがフローリングを傷つけないよう注意も必要です。
フローリングを傷つけず、効果的に乾拭き掃除を行うには、マイクロファイバーモップが最適です。
週に一度のお手入れには
週に一度は普段手が届きにくいところをお掃除しましょう。
まずは、いつもより念入りに、部屋の隅やフローリングの隙間のほこりまでモップや掃除機でキレイに取り除きます。
乾拭き掃除が終わったら、クリーナーの出番です。
床についた皮脂や油汚れを取り除きましょう。
ただし、フローリングと水分は相性が悪いことを忘れないでください。
フローリングに多量の液体を使うことはご法度です。
そのためにも、BonaフロアクリーナーとBonaクリーニングパッドで拭き上げる方法はベストと言えます。
Bonaフロアクリーナーは生物分解性の中性クリーナー。
フローリングや塗膜を傷めることなくしっかり汚れを落とす安全・安心なクリーナーとして開発されました。
残留成分が残らないので二度拭きの必要もなく、拭きムラも残りません。
また、スプレーなので、必要最小限の水分での掃除を可能にします。
Bonaクリーニングパッドの2種類のマイクロファイバーは、効率的に汚れを分解・モップに吸着してくれます。
数ヶ月に一度のお手入れには
フローリングを長期間守るために、定期的に保護剤を塗布しましょう。
保護剤には、Bonaポリッシュをオススメします。
Bonaポリッシュを塗ると微細な傷が埋まって保護層の表面が平らになります。
Bonaポリッシュを塗るだけで簡単に美しいフロアがよみがえるのです。
もちろん、フローリングはしっかり保護され、傷や汚れからフローリングを守ってくれます。
Bonaポリッシュはフローリングの傷み具合や使用状況に応じて、一年に1、2回を目安に塗布しましょう。
数年に一度のお手入れには
定期的にフローリングをリコートすると、フローリングをいつまでもキレイにキープできます。
土足歩行で3〜5年に一度、一般住宅なら10年に一度が目安の作業頻度です。
リコートは古い保護層を除去して新しく保護層を塗布します。
多少の傷やくぼみもキレイに修復できるので、完全に美しいフローリングがよみがえります。
ただし、リコートには専門的な知識と技術が必要です。
リコート作業は、ぜひBona認定クラフトマンにご用命ください。
Bona社はすぐれた技能と経験を有する職人をBona認定クラフトマンとして認定しています。
Bona認定クラフトマン制度は、先進的なBonaシステムを活用して最良の結果を生み出せる専門業者間に信頼できるネットワークを構築し、最新で最良のフローリングサービスを求めるお客様と彼らをつなぐことを目的にスタートしました。
クラフトマンシップとカスタマーサービスの両方の面からフローリングにアプローチし、高いレベルでお客様の満足を得ることができると確信しています。