新築のフローリングにはワックスは不要?ワックスをかけるべき?
2022.12.9 お悩み広場フローリングの基礎知識
新築のフローリングに、ワックスが必要と考えてしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし、実際に必要とするケースは少なく、最近ではフローリング材が工場で製造される段階で何らかの塗装加工がされていることがほとんどです。
ここでは、新築のフローリングにワックスは必要なのか、ワックスを使わなくても良い理由とワックスなしで新築のフローリングを綺麗に保つ方法を解説します。
新築のフローリングにはワックスがけが必要?
新築のフローリングはワックスがけしなくていい
多くの人が新築のフローリングに何か手を加えなければならないと思われがちですが、実際には、ワックスがけをする必要性は薄いです。
その理由は、普段から掃除やフロアワイパーなどで掃除する習慣がある人からすれば、フローリングをワックスがけしても傷や仕上がりの問題が増える場合があるからです。
ほとんどのフローリングはUV塗装で仕上げられている
ワックスがけしなくていい主な理由として、近年のほとんどのフローリングがUV塗装で仕上げられているからです。UV塗装は基本的にワックスより強いため、上から新たにワックスをかける理由があまりありません。
そもそも、UV塗装とは、特殊な塗料に紫外線を照射することによって、ガラスに貼ったように透明性が高く美しく仕上がります。
そして、UV塗装は、塗膜面の強度がウレタン塗装(ウレタン樹脂を主成分とした塗料による塗装)よりも高く、仕上がりも早く、耐久性や衛生面に優れている塗装です。
他の塗装(UV塗装、ウレタン塗装)などと比較して、一般的なフローリング用のワックスを用いた塗装は最も柔らかいものなので、ワックスを掛けたとしても、表面のワックスが傷つきやすくなってしまいます。すると、再度ワックスがけしなくてはならないことになります。
一度UV塗装されたフローリングにワックス掛けをすると、定期的にワックスがけをし続けなければならなくなってしまいます。
ワックス不要のフローリングはもちろんワックスがけしなくていい
ノンワックスタイプのフローリングにもワックスがけがおすすめされる場合もありますが、特段のこだわりがない場合にはこちらもワックスがけをする必要はありません。
ノンワックスタイプのフローリングには表面に特殊なフィルムが貼り付けられています。このようなことから、フローリングとワックスの相性次第で、床との密着が悪く剥がれて来たりムラが出来てしまう恐れがあります。そのため、ワックス不要のフローリングはワックスがけする必要性は薄いといえます。
新築のフローリングにワックスがけをするメリット・デメリット
ワックスがけをするメリット
床材自体に傷がつきにくくなる
ワックスがけをする主なメリットは、傷から長年にわたって床を保護することにあります。具体的には、汚れやほこりを付着しにくくするだけでなく、椅子や机を引きずっても直接床を傷つけないようにするためです。子どもやペットがいる家庭では、天然原料で作られたワックスを使うことがおすすめです。
床がピカピカになる
ワックスがけによって床の凹凸が無くなり光沢が生まれるため大いにメリットがあります。
しかし、元々マット仕上げ(光沢を出さずつや消し加工)であるフローリングの場合、不必要にピカピカになってしまいますので、フローリングの仕上げに応じたワックスを選ぶ必要があります。
ワックスがけをするデメリット
床が黒ずむ恐れ
ワックスがけを繰り返すと、フローリングの表面にあるワックス層に汚れが入ってしまうことが有り、中の汚れを取ることができません。結果的に、汚れが蓄積されてしまうため、床の黒ずみにつながってしまいます。ワックスはがしを行い、再度ワックスがけを行えば、解決します。
定期的なワックス掛けが必要
ワックスがけは一回だけ行えばよいものではありません。フローリングを綺麗に保つためにも、半年ごとにワックスがけをする必要があります。
大掃除のタイミングやゴールデンウィークなどの休暇期間などに時期を決めて、まとめてワックスがけを行いましょう。
どうしてもワックスがけしたい場合にはしてもよいけれど……
絶対にワックスがけをしてはいけないというわけではないですが、お手入れの大変さなどから基本的にはおすすめできません。
フローリングの汚れを落とさずにワックスを塗ってしまったり、掃除後に床の表面が乾いていない状態でワックスを塗ってしまったり、ワックスを多く塗りすぎてしまったり、とワックスがけをする際には注意すべきポイントがたくさんあります。
さらに、はく離剤によるフローリングのアルカリ焼けやワックスのはく離作業時の大量の水使用によるフローリングの反りなどのワックスはがしをする際にも、注意が必要です。
詳しくは、以下のページで紹介しています。
フローリングのワックスがけでよくある失敗と正しい知識 – Bonaショップ
新築のフローリングを綺麗に保つ方法
家具などの脚を保護する
粘着面のついたフェルトなど、机や椅子の脚に保護カバーをつけることで、フロアを傷つきにくくすることができます。
あまり動かさない椅子や机には効果的ですが、頻繁に動かく場合は、動かすうちに取れてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
日々のお手入れ・お掃除をしっかり行う
日々のフローリングの手入れに水拭きがありますが、汚れを綺麗にできる一方で、フローリングを傷つけてしまう恐れがあります。
Bonaのプレミアムスプレーモップを使うと1本でフローリングを傷つけずに、頑固な汚れを落とすことができます。また、GREENGUARD認定を受けていることから子どもやペットのいる家庭でも安心して使えます。
他にも、Bonaのプレミアムマイクロファイバーモップに乾拭き専用の「Bonaマイクロファイバーダスティングパッド」を取り付けるだけで、綺麗にほこりを落とすことも可能です。
また、この「Bonaマイクロファイバーダスティングパッド」は、長短2種類のマイクロファイバーでできていて、静電気を起こすことでほこりやアレルゲンを的確に吸着します。さらに500回まで洗って再利用できます。
週1回のフローリングメンテナンスには、「Bonaフロアクリーナー」が最適です。スプレーしたあとは水拭き専用の「Bona マイクロファイバークリーニングパッド」で拭いて、フローリングの元々の光沢を復活させられます。
詳しくは、以下のリンクで、フローリングの塗装、床材に合わせたメンテンナンス方法やBona製品を使った掃除・お手入れ方法を紹介しています。
フローリングは本当に水拭き厳禁?正しい知識と掃除方法 – Bonaショップ
フローリングに溜まるほこりのおすすめ掃除法とは? – Bonaショップ
フローリングの日々のお手入れならBonaがおすすめ
今回は、新築のフローリングにはワックスが不要な場合とそのメリット・デメリット、そしてワックスの代わりに使えるモップやパッド、クリーナーなどを紹介しました。
一見すると、ワックスは塗ったほうがいいと思われがちですが、塗装する際の衛生環境からはがすときのはく離剤や水分によるフローリングの反りなど、ワックスを塗ってしまう方が注意すべき点が多いのです。
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